受信先の Gmail に添付ファイルが送れない

Q.

ファイルを添付してメールを送信したら、Gmail で受信を拒否されてエラーメールが戻ってきました。
なぜでしょうか?

 

A.

受信先が Gmail を利用している場合、送受信可能なファイル形式に制限があり、
該当するファイルを添付した場合は Gmail に受信拒否されます。

 

よくある事例として、HENNGE Email DLP で「ZIP暗号化機能」をご利用いただいている場合、拡張子が「.zip」のファイルを添付すると、二重ZIP(※)となるため、Gmail の制限にかかることがございます。
※ ZIPファイルをさらにZIP暗号化したファイルのことを指します。


◇ 抜粋
パスワードで保護された ZIP ファイルが含まれる ZIP ファイルを送信することはできません。
すべてのファイルを展開するか、可能であればパスワード保護を解除してください。

 

 

本事象を回避するために…

  1. ZIPファイルを添付しないようユーザーにアナウンスし、ZIP暗号化機能を利用する(★デフォルトの設定)

    メリット
    全てのファイルを一律で自動暗号化します。

    デメリット
    ユーザーが ZIPファイルを添付した場合、二重ZIPで受信先に送られます。


  2. ZIPファイルが添付されてきた場合は削除する

    メリット
    パスワード付 ZIP ファイルを許容しないことで、HENNGE Email DLP のキーワード検知ルールの適用や、アーカイブ監査で、添付ファイルの中身も対象となります。
    ユーザー自身はZIPファイルを作る必要がなく、HENNGE Email DLP 側で自動 ZIP 化を行います。

    デメリット
    ZIPファイルを添付した場合はメールが削除されますので、ユーザーは別のフォーマットで再度メールを送信する必要があります。

     

  3. ZIPファイルが添付されてきた場合は暗号化ZIP化しない

    メリット
    ZIPファイルの添付を認め、二重ZIP状態のみを回避する運用となります。
    ユーザーの運用を妨げることなく、添付ファイルの送信が可能となります。

    デメリット
    ユーザーがパスワードなしで ZIP ファイルを生成した場合、暗号化されていない ZIP ファイルが宛先に届く場合があります。

     

設定方法のご相談は、Customer Success Guide までご連絡ください。

          
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