HENNGE メールセキュリティ とは?なぜ必要なの?
HENNGE メールセキュリティ は、メール送信時の 一時保留、 情報漏洩防止、 第三者による承認、 そして 添付ファイルのパスワード付き自動zip暗号化 を実現するための包括的でセキュアなソリューションを提供する HENNGE One サービスの1つです。 これらの機能により、社内のユーザーがメールを通して社外の方と行うコミュニケーションを、より安全なものにすることが可能となります。
※同じOffice365やG Suiteのテナント内に存在するメールアドレスに対しては、メールがテナント内で内部配送されるため、上記の機能を適用することはできません。
1) メールの一時保留
- 送信メール を 一時保留 することで、メールが受信者に送られる前にレビューをおこない、メールのコンテンツが正しく記述されているかどうかを再確認し、必要に応じて送信メールを削除することができます。
- 送信メールの一時保留ルール -送信メールを1分〜無期限の間、一時保留することができます。一時保留されたメールはユーザコンソール上で確認することができます。
一時保留中のメールはユーザーコンソールで、即時送信、または破棄することが可能です。 - 一時保留履歴の確認 - 直近100件の保留されたメールをユーザーコンソールの一時保留履歴で閲覧可能です。
2) データ漏洩防止
- 情報漏洩対策 を実現するための フィルターを定義し 、機密データ を含む可能性があるメールが社外の受信者に送られることを 防止します。機密データとは、クレジットカード番号、電話番号、特定のキーワード、メールアドレスなどです。
- メールグループ - 特定のメールアドレスのリストで、特定の フィルター で利用できます。
- ルールグループ - 一つ以上の ルール で構成され、特定の フィルター で利用できます。
- ルール - アクション、通知、ルール条件 のような複数の要素で構成されます。
- アクション - 送信メールが定義されたルール条件に合致した場合のシステムの振る舞い処理を指定します。アクションは、送信、削除、承認要求、一時保留から選択します。
- 通知 - 定義されたルール条件に送信メールが合致した場合に配送されます。送信者に通知、承認者に通知を指定することができ、複数への通知のほか、通知しない設定も可能です。
- ルール条件 - ルールに対して、「すべて(条件を設定しない)」、「以下のすべての条件に一致(AND)」、「以下のいずれかの条件に一致(OR)」、「解析不能メール」から選択することができます。例えば、クレジットカード番号や特定のキーワードなどが本文及び添付ファイルに含まれている場合に、特定のルールを適用することが可能です。
- フィルター - 優先度、送信者 及び 受信者、ルールグループで構成されています。
設定方法に関するより詳細な情報は、こちらのリンクをご参照ください
フィルタリングサービスの設定
3) 送信時承認
- 特定の送信者からのメール や 特定の情報を含むメール に対して、 送信プロセスを完了させるために、権限のある承認者に 承認 を要求するルールを定義することができます。
- 承認者 - 承認者は、一時保留中のメールの内容を確認し、メール送信を許可または拒否するユーザです。
- 承認待ちメール - 承認ルールの条件に合致し、承認者の処理待ち状態となっているメールです。
設定方法に関するより詳細な情報は、こちらのリンクをご参照ください
承認要求の設定
4)パスワード付きzip暗号化
- 添付ファイルを パスワード付きzip暗号化 されたファイルに変換することにより、添付ファイルを受信者に安全に転送することが可能となります。
- 自動Zip変換 - メールの送信者によってメール添付されたファイルがあれば、送信プロセスの中でパスワード保護されたzipファイルに自動的に変換されます。
- パスワード保護 - 添付ファイル付きメールが送信されると、送信者に、パスワード保護されたzipファイルを開くための固定パスワードが記載されたメールをシステムから受け取ることができます。
- カスタマイズ可能なポリシー - システム管理者は、特定のメールグループに対してのみzip変換を適用するようなポリシーを構成でき、パスワードは送信者もしくは受信者、もしくは送信メールが特定の条件に合致した場合に送られます。
設定方法に関するより詳細な情報は、こちらのリンクをご参照ください
添付ファイル自動暗号化の設定