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PowerShell から Microsoft365 に接続する

対象

Microsoft365と HENNGE Access Control をフェデレーションするお客様

目的

お手元の端末上の PowerShell アプリケーションから Microsoft365 に対して接続し、テナントに対する管理を可能にします。

注意事項

1. お手元の端末で PowerShell アプリケーションから Microsoft365 に対して接続するためのモジュールをインストールする必要があります。

2. Microsoft365 テナントの全体管理者アカウントの情報が必要です。

3. 本記事の内容は 2019 年 3 月時点で製品の内容をもとにしたものであり、以後予告なく変更される場合があります。

4. 本記事ではMicrosoft社のMSOnline PowerShellモジュールを用いた対処法を記載しております。Microsoft Graph PowerShellモジュールを使用した本事象への対応につきましては、以下の記事をご参照ください。
 Microsoft Graph PowerShell から Microsoft365 に接続する

詳細手順・説明

手順 1. クライアント端末の用意 から 3. Microsoft Azure Active Directory モジュールのインストール は初回のみ実施が必要です。
2 回目以降は 4. PowerShell から Microsoft 365への接続 から実施が可能です。

1. クライアント端末の用意

以下のいずれかの OS がインストールされたクライアント端末を用意します。
なお、用意いただく端末の OS は 64 ビット バージョンである必要があります。

  • Windows 10
  • Windows 8.1
  • Windows Server 2019
  • Windows Server 2016
  • Windows Server 2012 R2
  • Windows Server 2012

また、Windows 10 以外のOS の端末を利用する場合、予め IT プロフェッショナル用 Microsoft Online Services サインイン アシスタント RTW モジュールをインストールしておきます。

2. Microsoft Azure Active Directory モジュールのインストール

2-1. Windows の [スタート] を開き、[Windows PowerShell] を管理者権限で開きます。

※ 開いた PowerShell の左上に [管理者] と表示されていることを確認します。

1-2.png

2-2. 以下のコマンドを実行します。

Install-Module MSOnline

※ 以下のような内容が表示された場合は「Y」と入力し、Enter を押下します。

「続行するには NuGet プロバイダーが必要です」
「信頼されていないリポジトリ」

2.png

3. PowerShell から Microsoft 365への接続

3-1. Windows の [スタート] を開き、[Windows PowerShell] を管理者権限で開きます。

※ 開いた PowerShell の左上に [管理者] と表示されていることを確認します。

1-2.png

3-2. 以下のコマンドを実行します。

Connect-MsolService

3.png

3-3. Microsoft 365 の資格情報を求められるので、Microsoft 365 テナントの全体管理アカウントの情報を入力します。

4.png

3-4. (任意) 正常に接続できているかどうかを調べるため、以下のコマンドを実行し、結果が表示されることを確認します。

Get-MsolUser

正常に Microsoft 365 に接続できている場合、コマンドの結果として Microsoft 365 テナント上のユーザー一覧が表示されます。

5.png

参考

 

          
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