対象
- Microsoft 365と Access Control をフェデレーションするお客様
目的
- お手元の端末上の PowerShell アプリケーションから Microsoft 365 に対して接続し、テナントに対する管理を可能にします。
注意事項
- お手元の端末で PowerShell アプリケーションから Microsoft 365 に対して接続するためのモジュールをインストールする必要があります。
- Microsoft 365 テナントの全体管理者アカウントの権限が必要です。
- 本記事の内容は 2025 年 3 月時点で製品の内容をもとにしたものであり、以後予告なく変更される場合があります。
手順
事前確認事項
Microsoft Graph PowerShell SDK モジュールが PowerShell にインストールされている必要があります。
あらかじめ以下の内容が完了していることを確認ください。
Microsoft Graph PowerShell SDK のインストール
1. Windows の [スタート] を開き、[Windows PowerShell] を管理者権限で開きます。
※ 開いた PowerShell の左上に [管理者] と表示されていることを確認します。
2. 以下のコマンドを実行します。
Connect-MgGraph
※ コマンド の実行結果に赤字でエラーが出力されている場合は、下記をご参照ください。
エラーメッセージ集 Microsoft Graph PowerShell
3. Microsoft 365 の資格情報を求められるので、Microsoft 365 テナントの全体管理者アカウントの情報を入力します。
4. Microsoft Graph PowerShell と接続できているか確認します。
接続ができると [Welcome To Microsoft Graph !] と表示されます。
5. (任意) 正常に接続できているかどうかを調べるため、以下のコマンドを実行し、結果が表示されることを確認します。
Get-MgUser
正常に Microsoft 365 に接続できている場合、コマンドの結果として Microsoft 365 テナント上のユーザー一覧が表示されます。
※ Microsoft Graph PowerShell では必要なアクセス許可が付与されていないと上記コマンドが失敗する可能性があります。
その場合は、手順2. で下記オプションを付与し、再試行します。
Connect-MgGraph -Scopes 'User.Read.All'
6. 次のコマンドを実行し、Microsoft Graph から切断します。
Disconnect-MgGraph
※ [Connect-MgGraph] コマンドでは、次回に起動した際にはサインインを求められずに、前回の認証済みの資格情報が保持されます。
そのため、サインインを確実に切断するためには [Disconnect-MgGraph] を実施する必要があります。