対象
HENNGE Email DLP のルール条件に、HENNGE Secure Transfer の URL を利用したフィルタールールを設定されているお客様が対象になります。
目的
HENNGE Email DLP で設定中のルール条件に、HENNGE Secure Transfer (モダン) の URL を新たに設定する方法を説明します。
注意事項
1. 本記事の内容は 2023 年 8 月時点での製品の内容をもとにしたものであり、以後予告なく変更される場合があります。
2. 本記事は、YAML ファイルを使用した HENNGE Email DLP のルール条件の変更手順となります。
詳細手順・説明
YAML ファイルを使用して HENNGE Email DLP のルール条件に HENNGE Secure Transfer (モダン)のURL を設定する方法を説明します。
本手順を行うことで、HENNGE Secure Transfer (クラシック) 、 (モダン)の URL のいずれかがメール本文 (添付含む) に記載がある場合に、フィルタリング処理が可能です。
YAML ファイルのカラム(ルールグループ定義)
HENNGE Secure Transfer の URL をフィルタルールに設定しているかの確認
1. ルールグループの設定 ( YAML ファイル ) のエクスポート
HENNGE Email DLP 管理画面にアクセスし、現在設定中のルールグループをエクスポートします。
詳細については、以下記事をご確認ください。
2. エクスポートした YAML ファイルの確認
YAMLファイルを開き、HENNGE Secure Transfer (クラシック) の URL が記載されていないか確認をお願いします。
URL が記載されていない場合は、後続の対応は不要です。
記述例:
https://upload\.hdedrive\.com/ または https://upload.hdedrive.com/
設定手順
1. YAMLファイル内の該当箇所にHENNGE Secure Transfer (モダン) の URL を記載
YAMLファイル内に、HENNGE Secure Transfer (モダン) の URL を記載します。
HENNGE Secure Transfer (モダン) URL
https://download.transfer.hennge.com
設定例: HENNGE Secure Transfer (クラシック)、(モダン)の URL のいずれかがメール本文(添付含む)に含まれている場合
HENNGE Secure Transfer (クラシック) の URL が記載されている pattern:の箇所へ、以下のように |https://download\.transfer\.hennge\.com を追記します。
. の部分は文字の前にバックスラッシュ\ を使用してエスケープします。
正規表現でルール条件を設定する
pattern: https://upload\.hdedrive\.com/ui/example\.com/dl|https://download\.transfer\.hennge\.com
2. YAML ファイルのバックアップを取得
設定変更する前に、念の為現在設定中のルールグループをエクスポートします。
詳細については、以下記事をご確認ください。
3. 保存した YAML ファイルを HENNGE Email DLP 管理画面取り込む
編集後、保存した YAML ファイルを HENNGE Email DLP 管理画面よりインポートします。
インポートの際は、既存ルールの更新のため上書きを選択します。
動作確認
1. HENNGE Secure Transfer (モダン) の URL をメール本文に記載しメールを送信します。
HENNGE Secure Transfer (モダン) の URL をメール本文に記載の上メールを送信し、想定通りの挙動になっているか確認をお願いします。