対象
HENNGE Secure Transfer (クラシック) をご利用のお客様が対象です。
目的
HENNGE Secure Transfer (クラシック) から HENNGE Secure Transfer (モダン) への移行手順をご案内します。
注意事項
本記事の内容は 2024 年 8 月時点での製品内容をもとにしたものです。
以後アップデートや仕様変更により、予告なく変更される場合があります。
目次
1.1. HENNGE Secure Transfer (モダン) が提供済みか確認
1.2. HENNGE Secure Transfer (クラシック) の認証方法の確認
2. HENNGE Secure Transfer (モダン) の利用開始作業
2.1. 認証方式が HENNGE Access Control の場合
2.2. 認証方式が Google Workspace の場合
2.3. 認証方式が Microsoft 365 の場合
3.1. 管理者ユーザーによる HENNGE Secure Transfer 動作テスト
4.1. HENNGE Secure Transfer 運用ポリシー設定
4.2. Google グループログイン制限の設定 ※ Google Workspace 認証のみ
5.1. 認証方式が HENNGE Access Control の場合
5.2. 認証方式が Google Workspace の場合
5.3. 認証方式が Microsoft 365 の場合
6.1. 一般ユーザーによる HENNGE Secure Transfer 動作テスト
7. HENNGE Secure Transfer (クラシック) の利用停止
7.1. 利用ドメイン情報を確認する
7.2. HENNGE Secure Transfer (クラシック) のドメインを停止する
7.3. ドメイン停止確認
1. 事前準備
1.1. HENNGE Secure Transfer (モダン) が提供済みか確認
お客様環境で利用が可能になったタイミングで、事前登録されているご担当者様宛にメールでリリース案内をお送りしております。
メールが届いているかご確認ください。
1.2. HENNGE Secure Transfer (クラシック) の認証方法の確認
HENNGE Secure Transfer (モダン) のご利用開始手順は HENNGE Secure Transfer (クラシック) の認証方法によって異なります。
下記手順を参考に、認証方式をご確認ください。
HENNGE Secure Transfer の認証方式の確認方法
2. HENNGE Secure Transfer (モダン) の利用開始作業
上記手順1.2にて確認いただいた認証方式にあった手順をご確認ください。
2.1. 認証方式が HENNGE Access Control の場合
2.1.1. HENNGE Secure Transfer (クラシック) の Name ID を確認
1)HENNGE Access Control の管理画面に管理者ユーザーでアクセスし [ サービスプロバイダー設定 ] から HENNGE Secure Transfer (クラシック) 用の設定の編集画面を開きます。
※ 名称が「HENNGE Secure Transfer (Modern) 」のものはモダン用の設定ですので、他の HENNGE Secure Transfer の設定をご確認ください。
2)設定の中の「Name ID」の項目で設定されている内容を確認します。
2.1.2. HENNGE Secure Transfer (Modern) の Name ID 確認と変更
1)HENNGE Access Control 管理画面の [ サービスプロバイダー設定 ] から「HENNGE Secure Transfer (Modern) 」の編集画面を開きます。
2)設定の中の「Name ID」の項目で設定されている内容を確認し、上記 2.1.1 で確認した内容と異なる場合は 2.1.1 で確認した内容に修正し保存します。
2.1.3. HENNGE Secure Transfer 接続作業 (HENNGE Access Control)
※ すでに HENNGE Access Control 管理画面の「サービスプロバイダー設定」に「HENNGE Secure Transfer (Modern) 」が登録されていますので、リンク先記事の 手順1. 対象ユーザーのサービス許可 から実施ください。
2.2. 認証方式が Microsoft 365 の場合
Microsoft 365 の管理者権限を用いて HENNGE Secure Transfer へアクセス権限の付与を行います。
HENNGE Secure Transfer (モダン) のサービス許可設定 (Microsoft 365)
HENNGE Secure Transfer (モダン) へのログイン許可設定 (Microsoft 365)
※ HENNGE Secure Transfer (モダン) へのログイン時、ログインIDは「プライマリメールアドレス」となります。
2.3. 認証方式が Google Workspace の場合
Google Workspace のグループで利用者を制限する場合には以下の手順を実施します。
HENNGE Secure Transfer (モダン) Google Workspace グループ制限 事前作業
3. 管理者ユーザーによる動作検証テスト
3.1. 管理者ユーザーによる HENNGE Secure Transfer 動作テスト
管理者ユーザーが HENNGE Secure Transfer にログインできることを確認します。
HENNGE Secure Transfer (モダン) 動作テスト
4. 運用ポリシー設定
4.1. HENNGE Secure Transfer 運用ポリシー設定
以下を参照の上、必要な設定変更を実施ください。
テナントの設定変更 (モダン)
4.2. Googleグループログイン制限の設定 ※Google Workspace認証のみ
Google Workspace のグループで利用者を制限する場合には以下の手順を実施します。
HENNGE Secure Transfer (モダン) Googleグループログイン制限の設定
5. 運用開始
一般ユーザーがログイン可能になるよう、HENNGE Secure Transfer の設定を変更します。
5.1. 認証方式が HENNGE Access Control の場合
手順2.1.3 の「2. 対象ユーザーのサービス許可」にて設定したユーザー許可設定が一般ユーザーに設定されていない場合は、設定を変更します。
5.2. 認証方式が Microsoft 365 の場合
一般ユーザーがログイン可能になるよう、HENNGE Secure Transfer の設定を変更します。
HENNGE Secure Transfer (モダン) ユーザーログイン制限の解除
5.3. 認証方式が Google Workspace の場合
一般ユーザーがログイン可能になるよう、HENNGE Secure Transfer の設定を変更します。
HENNGE Secure Transfer (モダン) ユーザーログイン制限の解除
6. 動作テスト
6.1. 一般ユーザーによる HENNGE Secure Transfer 動作テスト
一般ユーザーが HENNGE Secure Transfer にログインできることを確認します。
HENNGE Secure Transfer (モダン) 動作テスト
7. HENNGE Secure Transfer (クラシック) の利用停止
HENNGE Secure Transfer (モダン) へ移行後、HENNGE Secure Transfer (クラシック) の利用を停止する場合に実行します。
認証方式が HENNGE Access Control の場合は、アクセスポリシーグループで HENNGE Secure Transfer (クラシック) へのログインを制御できます。
認証方式が HENNGE Access Control 以外の場合は、「ドメインを停止」機能を利用してHENNGE Secure Transfer (クラシック) の利用を停止できます。
認証方式ごとの具体的な作業は下記をご確認ください。
7.1. 認証方式が HENNGE Access Control の場合
7.1.1. HENNGE Access Control 管理画面に管理者権限を持つアカウントでログインします
7.1.2. アクセスポリシーグループメニューより、HENNGE Secure Transfer (クラシック) のログインを許可しているアクセスポリシーグループの編集画面を開きます
7.1.3. 編集画面内の [ 許可するサービスプロバイダー ] より HENNGE Secure Transfer (クラシック) のチェックを外し、[ 送信 ] または [ 変更する ] を選択します
クラシックビューの場合
モダンビューの場合
7.2. 認証方式が HENNGE Access Control 以外の場合
本作業を実施することで、管理者を含む全てのユーザーが HENNGE Secure Transfer (クラシック) にアクセスできなくなります。
また、停止したドメイン環境で過去に発行済みの URL が全て無効となり、ファイルやアクションログなどへのアクセスも不可となります。
一度本作業を実行すると、復元できません。
以上の内容をご確認の上、必要に応じて事前にデータのエクスポートやユーザーへのアナウンスをお願いします。
7.2.1. 利用ドメイン情報を確認する
1) HENNGE Secure Transfer (モダン) にテナント管理者権限を持つアカウントでログインします。
2) サイドメニューの各設定項目の上部に表示される選択中のドメインを選択し、現在登録されている各ドメイン一覧の情報を控えます。
7.2.2. HENNGE Secure Transfer (クラシック) のドメインを停止する
HENNGE Secure Transfer (クラシック) にログインし、以下記事内の [ このドメインを停止する ] を参照の上、ドメインの停止作業を行います。
ご利用ドメインが複数ある場合は、各ドメインごとの HENNGE Secure Transfer (クラシック) 環境に管理者アカウントでログインし、停止処理を行います。
HENNGE Secure Transfer の各種パラメーター
7.2.3. ドメイン停止確認
7.2.2 のドメイン停止作業後に、以下の画面が表示されることを確認します。
参考
・HENNGE Secure Transfer (モダン) とは
・HENNGE Secure Transfer (モダン) のリリースに伴う Q&A
・HENNGE Secure Transfer (モダン) 管理者ヘルプ
・HENNGE Secure Transfer (モダン) ユーザーヘルプ