対象
- Google Workspace をご利用で Tadrill の初期設定を行う管理者
目的
- Tadrill から送信されたメールが迷惑メールと判断されないようにするために Google Workspace にて必要な設定について説明します。
注意事項
- 本記事の内容は 2025 年 5 月時点での製品内容をもとにしたものです。以後アップデートや仕様変更により、予告なく変更される場合があります。
- 本手順の作業の実施には Google Workspace テナントの特権管理者アカウントの情報 (ユーザー名・パスワード) が必要です。
- 実際の画面確認や、設定の変更には Tadrill の管理者権限が必要です。
管理画面へのアクセス方法は下記の記事をご参照ください。
[Tadrill] 管理画面へのアクセス方法
手順
事前準備
1. Tadrill 管理画面より左メニュー [メール] をクリックします。
2. 画面右上の [作成] をクリックします。
3. [フィッシングリンク挿入] を選択し、[次に進む] をクリックします。
4. 画面左に表示されるテンプレートより、[接続設定用: Tadrillドメイン / IPアドレス] を選択します。
5. メール作成画面内に表示されるテンプレートを開いた状態にします。
※ この画面は アドレスリストの作成 の手順 4 と 迷惑メールの回避設定 の手順 2,3 で使用するため、タブ等をそのまま残して進めてください。
アドレスリストの作成
1. Google Workspace の管理コンソールにて、[アプリ] - [Google Workspace] - [Gmail] - [ルーティング] にアクセスします。
https://admin.google.com/ac/apps/gmail/routing
2. 下へスクロールし [アドレスリストの管理] をクリックします。
3. [アドレスリストを追加] をクリックします。
4. [アドレスリストを追加] 画面で [アドレスを一括追加] を押し、事前準備 の手順 5 で確認したテンプレート内の訓練用ドメインを転記した後、[送信者の認証を要求する] にチェックを入れて保存します。
※ 今後、製品アップデートにより訓練用ドメインが追加される可能性があります。
それらのドメインを訓練で使用する場合は、上記手順にて追加登録する必要があります。
5. [保存] を押します。
迷惑メールの回避設定
1. Google Workspace の管理コンソールにて、[アプリ] - [Google Workspace] - [Gmail] - [迷惑メール、フィッシング、マルウェア] にアクセスします。
https://admin.google.com/ac/apps/gmail/spam
2. [メールの許可リスト] にて 事前準備 の手順 5 で確認した IPアドレス を追加し、[保存] を押します。
3. [受信ゲートウェイ] にて 事前準備 の手順 5 で表示された IPアドレス が存在する場合は削除し、[保存] をクリックします。
4. [迷惑メール] にて [設定] をクリックし、任意の説明を入力します。
(例) Tadrill 用ホワイトリスト
※ 既にルールがある場合は、[別のルールを追加] をクリックします。
5. 設定画面内 [フィルタと警告バナーを無視するためのオプション] の下記の項目にチェックが入った状態にします。
- 送信者が内部ユーザーの場合は迷惑メールフィルタを適用しない。
- 選択したリスト内の送信者またはドメインから受信したメールの場合は迷惑メールフィルタを適用せず、警告も非表示にする。
6. [選択したリスト内の送信者またはドメインから受信したメールの場合は迷惑メールフィルタを適用せず、警告も非表示にする。] 配下の [既存のリストを使用する] をクリックします。
7. アドレスリストの作成 手順で作成したアドレスリストにチェックを入れて左上の「×」をクリックします。
※ アドレスリストが表示されていることを確認してください。
8. [保存] をクリックします。
※ 各設定の反映には最長で 24 時間かかることがあります。