対象
- Google Workspace 上のグループ情報を Tadrill に同期する管理者
目的
- Google Workspace 上のユーザー情報やグループアドレス情報を Tadrill に同期するために必要な設定を行います。
注意事項
- 本記事の内容は 2025 年 3 月時点で製品の内容をもとにしたものであり、以後予告なく変更される場合があります。
- 初回同期の際は手順 1 ~ 10 の作業が必要です。初回同期以降は手順 11 より作業をご実施ください。
- 手順の実施にあたっては、Google Workspace 特権管理者アカウントが必要です。
- 手順の実施にあたっては、事前に、Google Workspace にてディレクトリの有効化を行う必要があります。
ディレクトリを有効または無効にする - Tadrill へのアクセス方法は以下の記事をご参考ください
Tadrill 管理コンソールへのアクセス方法 - 同期対象となる項目は以下のとおりです。
・Google Workspace 上のメールアドレス、氏名、役職、部門
※ Google グループの場合はグループ名とグループメールアドレスのみ同期対象です。 - Tadrill 上に既に氏、名、役職、部署が入力された状態で、それらに該当するデータが入力されていない Google Workspace 環境と同期した場合は、Tadrill 上の項目は空白で上書きされます。
- 連携に使用している Google Workspace 特権管理者アカウントを Google Workspace から削除すると、同期が正常に動作しなくなる可能性がございます。その場合、新たに連携する Google Workspace 特権管理者アカウントを弊社 HENNGE One Technical Support へお知らせください。
- 本記事の内容は HENNGE One Pro プランまたは HENNGE Tadrill 単体プランをご契約のお客様が利用できる機能です。
手順
1. Google Workspace の [ Google Admin 管理コンソール ] にアクセスします。
2. メニュー一覧より [セキュリティ] - [アクセスとデータ管理] - [API の制御] をクリックします。
3. [ドメイン全体の委任] にて[ドメイン全体の委任を管理] をクリックします。
4. API クライアント列にある [新しく追加] をクリックします。
5. [新しいクライアントIDを追加] 画面で以下の値を入力します。
クライアント ID
116560379853451319121
OAuth スコープ (カンマ区切り)
https://www.googleapis.com/auth/admin.directory.group.readonly, https://www.googleapis.com/auth/admin.directory.user.readonly
6. 追加した API クライアントの情報が画面に表示されていることを確認します。
7. Tadrill 管理画面の左メニューの [連携] をクリックします。
8. [Google Workspace とのグループ同期] の [続行] ボタンをクリックします。
9. Google Workspace の特権管理者のメールアドレスを入力して [作成] をクリックします。
10. [連携] のページに有効と表示されていることを確認します。
※ Tadrill の管理画面での連携作業は、必ず 手順 6. までの作業を終えてからご実施ください。
手順 6. までの作業が完了していない状態で作業を行うと、下図のようなエラーメッセージが表示されます。
11. 下記の手順を参考に、ユーザー同期に関する詳細設定をします。
Tadrill ユーザー情報同期の設定変更
12. 画面左側のメニューより [ユーザー] をクリックします。
13. 画面右上の [同期実行] をクリックします。
14. ユーザーが追加されたことを確認します。
※ 同期で作成されたユーザーの権限は一律で「ユーザー」となります。
権限の変更は手動で行うことができます。
連携している Google Workspace 特権管理者アカウントを変更したい場合
弊社 HENNGE One Technical Support へお知らせください。