対象
- Tadrill の初期設定を行う管理者
目的
- Microsoft 365 のサンドボックスの機能が有効になっている場合、メール内の URL の精査が実施される際に、リンククリックを実施したとして記録される可能性があります。Tadrill からの訓練メールは精査の対象外とするよう設定します。
注意事項
- 本記事の内容は 2025 年 2 月時点での製品内容をもとにしたものです。以後アップデートや仕様変更により、予告なく変更される場合があります。
- 本手順の作業の実施には Microsoft 365 テナントの全体管理者アカウントの情報 (ユーザー名・パスワード) が必要です。
- 設定値は Tadrill 管理画面内に表示があるため、Tadrill 管理画面にログイン可能なアカウントをご用意ください。初回ログイン時には、申し込み時に申請した初期管理者でのみ Tadrill へのログインが可能です。
- 迷惑メールフィルターや URL / 添付ファイル検知などのメールのセキュリティ対策サービスを導入している場合、必要に応じて別途製品導入時にホワイトリスト登録等の設定をセキュリティ対策サービス側で実施ください。
- HENNGE から提供している HENNGE Cloud Protection と HENNGE Tadrill を併用する場合、下記の手順を実施して、HENNGE Cloud Protection による HENNGE Tadrill の訓練メールを隔離しないように設定を行ってください。
Cloud Protection Tadrill を併用する場合のホワイトリスト登録
手順
1. Microsoft 365 の管理者アカウントで下記のページにアクセスします。
https://security.microsoft.com/advanceddelivery
(Microsoft Defender - ポリシーとルール - 脅威ポリシー - 高度な配信)
2. [フィッシングのシミュレーション] - [編集] をクリックします。
3. 画面右側の編集画面にて [ドメイン] 入力ボックスを開き、訓練メールの送信元ドメインとして選択可能な以下の訓練ドメインを登録します。
※ 1 つずつ入力してください
- HENNGE Tadrill 管理画面にログインします。
- 左メニュー [メール] をクリックします。
- 画面右上の [作成] をクリックします。
- [フィッシングリンク挿入] を選択し、[次に進む] をクリックします。
- 画面左に表示されるテンプレートより、【接続設定用:Tadrillドメイン / IPアドレス】を選択します。
- メール作成画面内に表示される内容より、 ドメイン を参照してください。
※ 登録漏れ防止のため、訓練メールの送信元ドメインとして特定のドメインのみ利用予定というケースを除き、すべてのドメインをご登録いただくことを推奨しています。
※ 今後、製品アップデートにより訓練用ドメインが追加される可能性があります。
それらのドメインを訓練で使用する場合は、上記手順にて追加登録いただく必要があります。
4. 手順 2 の編集画面にて [IP の送信] の入力ボックスを開き、手順 3 のテンプレート内に表示されている以下の 2 つの IP アドレスを入力します。
※ 1 つずつ入力してください。
5. [保存] をクリックします。