対象
- Email DLP の初期設定や、運用管理を行う管理者
目的
- Microsoft 365 と Email DLP の解除手順について説明します。
注意事項
- 本記事の内容は 2025 年 3 月時点での製品仕様に基づき作成しており、以後予告なく変更される場合があります。
- 本手順の実施には、Microsoft 365 の全体管理者アカウントが必要です。
- Email DLP 管理画面へのアクセス方法は、以下の記事をご参照ください。
Email DLP 管理コンソールへのアクセス方法
手順
トランスポートルール / コネクタの解除
1. Exchange 管理センターにサインインします。
https://admin.cloud.microsoft/exchange (外部リンク)
2. 左メニューから [メールフロー] - [ルール] を開き、「HENNGE Email DLP用ルール」または「HDE One 誤送信対策用ルール」を削除します。
登録されている名称は、お客様環境により差異がある場合がございますのでご注意ください。
※ ルール名が異なる場合は、念の為対象のルール名をクリックして詳細を開き、[次を実行します] で使用しているコネクタが、後続の手順 3. で削除するコネクタ名と一致していることを確認の上、削除してください。
3. Exchange 管理センターの左メニューから [メールフロー] - [コネクタ] を開き、「HENNGE Email DLP」または「HDE One 誤送信対策コネクタ」を削除します。
※ コネクタ名が異なる場合は、ルーティング方法に指定しているホスト名が mo.xxx.hdemail.jp もしくは gwsmtp.mo.hdems.com であることを確認してください。
エンタープライズアプリケーションの削除
1. Microsoft Entra 管理センターにアクセスします。
2. [ID] - [アプリケーション] - [エンタープライズ アプリケーション] を開きます。
3. 一覧から、「HENNGE Email DLP」を選択します。
4. 左メニューから [管理] - [プロパティ] を選択します。
5. プロパティ画面上部にある [削除] を選択し、続けて [はい] を選択します。
6. 手順 1. の画面に戻り、続けて一覧から「HENNGE Email DLP Directory Sync」を選択します。
※ Email DLP Microsoft Entra ID とのグループ同期設定を実施していない環境では、本アプリケーションは存在しません。
その場合、下記の手順 7、8 の作業は実施不要なため、後続の SPF レコードの削除へ進んでください。
7. 左メニューから [管理] - [プロパティ] を選択します。
8. プロパティ画面上部にある [削除] を選択し、続けて [はい] を選択します。
SPF レコードの削除
1. 利用ドメインの DNS サーバーで追加した Email DLP の SPF レコードを削除します。
例)
変更前
v=spf1 include:spf.protection.outlook.com include:xxx.hdemail.jp ~all
または
v=spf1 include:spf.protection.outlook.com include:spf.mta.hdems.com ~all
変更後
v=spf1 include:spf.protection.outlook.com ~all
DKIM の無効化
Email DLP にて DKIM 設定を実施されている場合は、以下の手順をご対応ください。
1. Email DLP 管理画面にアクセスし、[テナント設定] - [DKIM] を選択します。
2. 使用中のセレクターより、有効化されているセレクターの [無効化] をクリックします。
3. [無効化] したセレクターに対応する TXT レコードを DNS サーバーから削除します。
※ 削除する TXT レコードの値は、Email DLP 管理画面の [テナント設定] - [DKIM] からご確認いただけます。
作業は以上となります。
お手数ですが、作業が完了しましたら HENNGE One Technical Support までご連絡ください。