対象
HENNGE Email DLP の初期設定や、運用管理を行う管理者が本記事内容の対象となります。
目的
HENNGE Email DLP の切り離し手順について説明します。
注意事項
1. 本記事の内容は 2023 年 10 月時点での製品仕様に基づき作成しており、以後予告なく変更される場合があります。
2. 本手順の実施には、Microsoft 365 の全体管理者アカウントが必要です。
詳細
1. ルールの解除
1.1. Microsoft 365 にサインインします。
1.2. 左メニューから [管理センター] - [ Exchange ] - [メールフロー ] - [ルール] を開き
「HENNGE Email DLP 用ルール」または「HDE One 誤送信対策用ルール」を削除します。
※ルール名が異なる場合はダブルクリックで詳細を開き、"以下のコネクタを使用する" のコネクタが、
手順 2. コネクタの削除 で削除するコネクタ名と一致するか確認してください。
2. コネクタの解除
2.1. Microsoft 365 にサインインします。
2.2. 左メニューから [管理センター] - [Exchange] - [メールフロー] - [コネクタ] を開き
「HENNGE Email DLP」または「HDE One 誤送信対策コネクタ」を削除します。
※コネクタ名が異なる場合は、ルーティング方法に指定しているホスト名が mo.xxx.hdemail.jp もしくは
gwsmtp.mo.hdems.com であることを確認してください。
3. エンタープライズアプリケーションの解除
3.1. Microsoft 365 にサインインします。
3.2. 左メニューから [管理センター] - [ ID ] - [アプリケーション] - [エンタープライズアプリケーション] を開き
右側に表示されるアプリケーションの一覧から「HENNGE Email DLP」を選択します。
3.3. 左メニューから [管理] - [プロパティ] を選択します。
3.4. ページ上部の [削除] ボタンを選択し、続けて[はい] を選択します。
3.5. 手順 3.2. の画面に戻り、続けて「HENNGE Email DLP Directory Sync」を選択します。
※Microsoft 365 から HENNGE Email DLP へのグループ同期設定を実施していない環境では、本アプリケーションは存在しません。
その場合、以下の手順 3.6. と 3.7. の作業は実施不要です。
3.6. 左メニューから [管理] - [プロパティ] を選択します。
3.7. ページ上部の [削除] を選択し、続けて[はい] を選択します。
4. SPF レコードの解除
4.1. SPF レコードから HENNGE One の SPF 値を解除します。
例)
変更前
v=spf1 include:spf.protection.outlook.com include:xxx.hdemail.jp ~all
または
v=spf1 include:spf.protection.outlook.com include:spf.mta.hdems.com ~all
変更後
v=spf1 include:spf.protection.outlook.com ~all
1. から 4. をご実施いただくことで、作業は完了となります。
お手数ですが、作業が完了しましたら Customer Success Guide までご連絡ください。