対象
- HENNGE Email Archive を Google Workspace にて利用するお客様
目的
- Google Workspace (Gmail) から送受信されたメールが、HENNGE Email Archive へアーカイブされる方法を説明します。
注意事項
- 本記事の内容は 2025 年 2 月時点で製品の内容をもとにしたものであり、以後予告なく変更される場合があります。
- 類似する項目が多数ありますので設定の際にはご注意ください。
手順
事前確認事項
1. 既存で [ルーティング] 関連の設定がある場合は、設定内容が分かるスクリーンショットを、本接続作業前に弊社まで送付してください。
2. 弊社から提供している資料 HENNGE One 接続設定シートを事前に用意してください。
Google Workspaceの作業
1. [Google Admin 管理コンソール] - [アプリ] - [Google Workspace] - [Gmail] にアクセスします。
2. [ホスト] - [ルートを追加] より下記の値を入力して [保存] を行い 、ホストを計 4 つ作成します。
ホスト 1
- 名前:HENNGE Email Archive (rsmtpd_inbound)
- ホスト名:in.r01.hdems.com
- ポート番号:25
- オプション:[ホストで MX ルックアップを実行する] と [メールの送受信時にセキュリティプロトコルで保護された (TLS) 接続を必須とする] へチェック
ホスト 2
- 名前:HENNGE Email Archive (rsmtpd_outbound)
- ホスト名:out.r01.hdems.com
- ポート番号:25
- オプション:[ホストで MX ルックアップを実行する] と [メールの送受信時にセキュリティプロトコルで保護された (TLS) 接続を必須とする] へチェック
ホスト 3
- 名前:HENNGE Email Archive (bsmtpd_inbound)
- ホスト名:in.r02.hdems.com
- ポート番号:25
- オプション:[ホストで MX ルックアップを実行する] と [メールの送受信時にセキュリティプロトコルで保護された (TLS) 接続を必須とする] へチェック
※ [CA の署名付き証明書を必須とする] と [証明書のホストを検証する] にはチェックを入れないでください。
チェックを入れるとメールがアーカイブされません。
ホスト 4
- 名前:HENNGE Email Archive (bsmtpd_outbound)
- ホスト名:out.r02.hdems.com
- ポート番号:25
- オプション:[ホストで MX ルックアップを実行する] と [メールの送受信時にセキュリティプロトコルで保護された (TLS) 接続を必須とする] へチェック
※ [CA の署名付き証明書を必須とする] と [証明書のホストを検証する] にはチェックを入れないでください。
チェックを入れるとメールがアーカイブされません。
※ ホスト設定のイメージ
※ ホスト追加完了後のイメージ
3. [Google Admin 管理コンソール] - [アプリ] - [Google Workspace] - [Gmail] にアクセスします。
4. [ルーティング] - [設定] にて以下の値でルーティング設定を計 4 つ追加します。
※ 既にその他のルーティング設定が入っている場合は、[別のルールを追加] を選択します。
※ 「[ホスト] の設定」で作成したホストを使用します。
ルーティング 1
- ルーティング:HENNGE Email Archive (rsmtpd_inbound)
- 影響を受けるメール:[受信] にチェック
- その他の受信先:[受信者を追加] にチェックを入れ、[追加] - [詳細] をクリック
- ルート:[ルートを変更] にチェックを入れ、プルダウンより「HENNGE Email Archive (rsmtpd_inbound)」を選択
- 迷惑メールと配信のオプション:[この受信者に迷惑メールを送信しない] と [この受信者からのバウンスメールを送信元に送信しない] にチェック
- ヘッダー: [カスタムヘッダーを追加] にチェックを入れ、[追加] をクリックし、[ヘッダーキー] に「Hdems-Archive-Domain」を [ヘッダーの値] に「お客様ドメイン」を入力し [保存] - [保存] - [保存]
※ 資料 HENNGE One 接続設定シート の [転送設定] に [ヘッダーの値] の記載があります。
ルーティング 2
- ルーティング:HENNGE Email Archive (rsmtpd_outbound)
- 影響を受けるメール:[送信] と [内部 - 送信] にチェック
- その他の受信先:[受信者を追加] にチェックを入れ、[追加] - [詳細] をクリック
- ルート:[ルートを変更] にチェックを入れ、プルダウンより「HENNGE Email Archive (rsmtpd_outbound)」を選択
- 迷惑メールと配信のオプション:[この受信者に迷惑メールを送信しない] と [この受信者からのバウンスメールを送信元に送信しない] にチェック
- ヘッダー: [カスタムヘッダーを追加] にチェックを入れ、[追加] をクリックし、[ヘッダーキー] に「Hdems-Archive-Domain」を [ヘッダーの値] に「お客様ドメイン」を入力し [保存] - [保存] - [保存]
ルーティング 3
- ルーティング:HENNGE Email Archive (bsmtpd_inbound)
- 影響を受けるメール:[受信] にチェック
- その他の受信先:[受信者を追加] にチェックを入れ、[追加] - [詳細] をクリック
- ルート:[ルートを変更] にチェックを入れ、プルダウンより「HENNGE Email Archive (bsmtpd_inbound)」を選択
- 迷惑メールと配信のオプション:[この受信者に迷惑メールを送信しない] と [この受信者からのバウンスメールを送信元に送信しない] にチェック
- ヘッダー: [カスタムヘッダーを追加] にチェックを入れ、[追加] をクリックし、[ヘッダーキー] に「Hdems-Archive-Domain」を [ヘッダーの値] に「お客様ドメイン」を入力し [保存] - [保存] - [保存]
ルーティング 4
- ルーティング:HENNGE Email Archive (bsmtpd_outbound)
- 影響を受けるメール:[送信] と [内部 - 送信] にチェック
- その他の受信先:[受信者を追加] にチェックを入れ、[追加] - [詳細] をクリック
- ルート:[ルートを変更] にチェックを入れ、プルダウンより「HENNGE Email Archive (bsmtpd_outbound)」を選択
- 迷惑メールと配信のオプション:[この受信者に迷惑メールを送信しない] と [この受信者からのバウンスメールを送信元に送信しない] にチェック
- ヘッダー: [カスタムヘッダーを追加] にチェックを入れ、[追加] をクリックし、[ヘッダーキー] に「Hdems-Archive-Domain」を [ヘッダーの値] に「お客様ドメイン」を入力し [保存] - [保存] - [保存]
※ ルーティング設定のイメージ
※ ルーティング追加完了後のイメージ
接続の確認
1. 接続が正常に完了しているかどうかを確認します。
HENNGE Email Archive 動作テスト
2. 接続が完了した旨を HENNGE One 導入担当者まで連絡します。
接続が正常に完了していることを確認した時点で、必ず HENNGE One 導入担当者までご連絡ください。