for Google Workspace / for Microsoft 365
■機能概要
チームメールを利用することにより、グループに所属しているユーザーが送信したメールに対して、
グループに所属している他のユーザーが処理(閲覧・送信・削除)することが可能となります。
以下の3つのStepにて、チームメールを利用できます。
Step1) 複数ユーザーをアドレスグループとして定義
Step2) ルールグループでチームメール機能を有効化
Step3) Step1のアドレスグループとStep2のルールグループを用いたフィルターを定義
番外編) 通知(メール操作)の設定
■設定手順
下記の手順は、チームメール専用の設定を新規に行うものです。
現在、すでに運用されている設定を変更されたい場合は、下記の手順を参考に既存の設定を
変更してください。
Step1) アドレスグループ定義
1. [アドレスグループ定義(①)]にて、[作成(②)]をクリックします。
2. "グループ名"に任意の値(③)を入力し、"アドレス"に対象となるユーザー(④)を入力します。
[作成(⑤)]をクリックします。
※共有メールボックスや、メールが有効なセキュリティグループから送信したメールの操作を許可したい場合は、該当のメールアドレスも対象となるユーザー(④)として登録する必要がございます。
Step2) ルールグループ定義
1. [ルールグループ定義(①)]にて、[作成(②)]をクリックします。
2. "グループ名"に任意の値(③)を入力し、[作成(④)]をクリックします。
3. 作成したルールグループの[+(⑤)]をクリックします。
4. [アクション]で"保留(⑥)"を選択し、"送信者アドレスグループ所属者にも操作を許可する(⑦)"に
チェックを入れます。
※この"送信者アドレスグループ所属者にも操作を許可する"にチェックを入れることで、
チームメールが有効化されます。
5. 必要な条件を設定し[作成(⑧)]をクリックします。
※本設定では条件設定を例示しているのみです。実際の運用に合わせて、必要な条件設定を追加してください。
※共有メールボックスや、メールが有効なセキュリティグループからメールを送信する場合に、
そのメールアドレスから送信したメールのみをチームメールの操作対象としたい場合は、
以下のように、[対象]で[エンベロープ送信者]、[条件]で[正規表現にマッチする]を
選択してください。
その後、[パターン]で送信者となる共有メールボックスなどのアドレスを
正規表現で入力してください。
例:abcde@example\.com
Step3) フィルター定義
1. [フィルター定義(①)]にて、[作成(②)]をクリックします。
2. [優先度][送信者][受信者][ルールグループ]で必要な設定(③)を選択し、[作成(④)]をクリックします。
これで作業は終了です。
アドレスグループで指定したユーザーは、一時保留画面の"チームメール"でグループで
指定された他のユーザーのメールを確認することができます。
ユーザー画面での操作方法の詳細については、次の記事をご参照ください。
[ver.2]HENNGE メールセキュリティユーザーコンソールガイド
番外編) 通知(メール操作)の設定
通知(メール操作)の設定を行うと、自分以外の所属メンバーがチームメールでメールを操作した時に、送信者へ通知させることが可能です。
1. [通知(メール操作)(①)]にて、[作成(②)]をクリックします。
2. 各パラメータを任意に設定し(③)、[適用(②)]をクリックします。