[Access Control] HENNGE Directory Sync Tool 動作用ルート証明書インストール手順

対象

Access Control と Active Directory でユーザー連携をする管理者

目的

オンプレミスの AD とAccess Control のユーザーを同期する [HENNGE Directory Sync Tool] を動作させる為に、該当ツールをインストールするサーバーにルート証明書がインストールされている必要があります。
本記事では [HENNGE Directory Sync Tool] の動作に必要なルート証明書のインストール手順を説明します。

注意事項

HENNGE Directory Sync Tool がインストールされているサーバーの管理者アカウント情報が必要です。
本手順はクライアント端末で実施してください。

手順

HENNGE Directory Sync Tool がインストールされているサーバーに対し、[Amazon Root CA 1] サーバー証明書をインストールします。
インストールするサーバー証明書は全世界で広く一般的に使用されているものであり、インストールに伴うセキュリティの問題は現在までに報告されておりません。
また、今回の作業に伴う既存環境への影響はなく、作業時のシステムダウンも発生いたしません。
(サーバー端末の再起動も必要ありません。)

事前準備 : 証明書ダウンロード+

証明書インストール手順 (Windows Server 2016)+

1. 管理者アカウントでサーバーにログインします。

2. [Windows キー] + [Rキー] を押して表示された実行ダイアログに [mmc] と入力し、検索結果の [mmc.exe] をクリックします。

3. ウィンドウ上部のメニュー内 [ファイル] をクリックします。

4. [スナップインの追加と削除] をクリックします。

5. [利用できるスナップイン] 内の [証明書] を選択します。

6. [追加] をクリックします。

7. [コンピューターアカウント] を選択し、[次へ] をクリックします。

8. [ローカルコンピューター] を選択し、[完了] をクリックします。

9. [証明書 (ローカルコンピューター)] が追加されていることを確認し、[OK] をクリックします。

10. [コンソールルート] 配下の [証明書 (ローカルコンピューター)] をクリックします。

11. [信頼されたルート証明機関] を開きます。

12. [証明書] を開きます。

13. 表示された証明書一覧の中に [Amazon Root CA 1] が存在するかを確認します。
この時点で証明書一覧の中に [Amazon Root CA 1] が存在する場合、すでに対処は完了しております。
表示されている Microsoft 管理コンソールウィンドウを保存せず閉じ、作業を終了してください。
※ 証明書一覧の中に [Amazon Root CA 1] が存在しない場合のみ、以降のステップをご実施ください。

14. 本記事の [事前準備] 項目で予めダウンロードしておいた証明書をサーバーにコピーします。

1.certification_desktop_edited.png

15. コピーした証明書ををダブルクリックし、表示された画面で [証明書のインストール] をクリックします。

2.certification_install_edited.png

16. [ローカルコンピューター] を選択し、[次へ] をクリックします。

3.certification_install_2_edited.png

17. [証明書の種類に基づいて、自動的に証明書ストアを選択する] を選択し、[次へ] を押します。

4.certification_install_3_edited.png

18. [完了] を押します。

5.certification_install_4_edited.png

19. [正しくインポートされました。] が表示されたことを確認し、[OK] を押します。

6.certification_install_5_edited.png

20. 手順 2. から 13. を再度実施し、証明書一覧の中に [Amazon Root CA 1] が存在するかを確認します。

7.certification_mmc_edited.png

以上で証明書のインストールは完了です。
表示されている Microsoft 管理コンソールウィンドウを保存せず閉じて、作業を終了してください。