ご質問
DMARCレコードの公開 の記事に従ってDMARCの設定・公開を行ったが、その後どのように DMARC のセキュリティポリシーを「p=none」(何もしない)の状態から強化するべきかを教えて欲しい。
回答
DMARCレコードにおいて「p=none」(何もしない)設定が登録されている場合、DMARC に対応している受信メールサーバーではDMARCの検証は行いますが、一般的には検証結果がメールの受信に影響を及ぼすことはありません。
そのため、「p=none」ではDMARCの検証によりメールの受け取り拒否が発生する可能性を低く抑えられますが、メールセキュリティの強化にはつながりにくいものとなります。
メールセキュリティの強化のためには、「p=none」(何もしない)の状態から以下の設定値へと、段階的に変更を行うことをご検討ください。
- 「p=quarantine」(検疫 / 隔離)
- 「p=reject」(拒否)
なお、上記の流れでDMARCレコードの「p」タグの変更を行われる際には、①事前に「rua」のタグにDMARCレポートを受信するメールアドレスを設定し、②Microsoft や Google などDMARCに対応する受信メールサーバーから送付されたレポートを参照し、自社から送信されているメールのメール認証(SPF/DKIM)への対応状況を精査いただくことをお勧めします。
また、pct のタグを使用して、DMARCポリシーが送信メールに適用される割合(%)を「1 ~ 100」までの間で調節することが可能です。
「p」のタグの値を制約の強いものに変更される際には、「pct」のタグを使用して、まずは少量のメールにDMARCポリシーが適用される設定を行い、メールの受け取り拒否等の問題が無ければ徐々に適用されるメールの割合を増やす事をお勧めします。
※メール認証(SPF/DKIM)への対応が未完了のままDMARCポリシーの引き上げを行うと、メールの受け取り拒否が発生するのでご注意ください。
DMARC レポートの可視化や、自社から送信されているメールのメール認証(SPF/DKIM)への対応状況を精査において、Domain Protection を用いることで効率的に分析を進めることが可能です。
[Domain Protection] サービス紹介
利用開始方法については、以下の記事を参照してください。
[Domain Protection] 導入手順一覧
最後に、DMARCレポートの解析などにつきましては、HENNGE Oneサービスのサポート範囲外となるため、HENNGE One Technical Supportでは関連したお問い合わせの対応ができかねます。
しかしながら、弊社では有償サービスとしてDMARCポリシーの引き上げを伴走型で支援し、メールセキュリティを強化するDMARC導入支援サービスも提供しております。
ご興味のあるお客様は次の弊社Webサイトより資料のダウンロードをお願いします。
https://lp.smtps.jp/