対象
- Email DLP の管理者
目的
- Email DLP のフィルター履歴のダウンロード方法について説明します。
注意事項
- 本記事の内容は 2025 年 6 月時点での製品仕様に基づき作成しており、以後予告なく変更される場合があります。
- 実際の画面確認や、設定の変更には Email DLP の管理者権限が必要です。
管理者の設定方法は、以下の記事をご参照ください。
[Email DLP] 管理者権限の設定 - Email DLP へのアクセス方法は以下の記事をご参照ください。
[Email DLP] 管理画面へのログイン方法 - ダウンロードファイルの作成時間は、対象期間とメール量に比例します。
10 万通で数分程が目安ですが、他のお客様も含めてリクエストが集中しているタイミングでは、より時間がかかることがあります。 - 出力形式は CSV ファイル (UTF-8) です。
※ Google ドライブをご利用の場合、ファイルアップロード後にスプレッドシートで開くと、文字化けせずに表示されます。
手順
1. Email DLP 管理画面の左メニューから [履歴] - [履歴ダウンロード] にアクセスします。
2. 対象の期間を入力し、[リクエスト] を選択します。
※ 最短で 75 分前の履歴が取得できます。
※ リクエストは同時に 2 個まで、24 時間中に 10 個まで出力できます。
※ 取得できる履歴は最大約 4 ヶ月です。
3. ステータスが「完了」となったリクエストを選択します。
4. パスワードを確認しダウンロードリンクを選択します。
※ ダウンロードリンクの有効期限は 1 時間です。
5. ダウンロードした ZIP ファイルを、手順 3. で確認したパスワードで展開します。
項目
CSV の項目は下記の通りです。
※ 送信もしくは削除が完了していないメール (保留中・承認中のメール) の履歴は出力されません。
※ メールの配送結果は出力されません。
※ フィルタールールの「Bccを追加する」により送信されたメールについては、一部の項目が空欄になります。
項目 | 内容 | 備考 |
tenant_id | お客様のテナントドメイン | |
filtered_time | フィルタリング時間 | タイムゾーンは JST(UTC+0900) です |
rule_group_name | 適用したルールグループ名 | |
rule_name | 適用したルール名 | |
action_results | アクション結果 | send : 送信 suspend : 保留 delete : 削除 approval : 承認 |
has_attachment | 添付ファイルの有無 | Yes / No |
encryption | 添付ファイル自動暗号化ルール適用有無 | TRUE / FALSE ※ 添付ファイルの有無に関わらず、適合したルールの自動暗号化が有効の場合は TRUE と出力します。 ※ 適用されたルールに添付ファイル暗号化の設定がされている場合で [暗号化ポリシー] で暗号化除外がされている場合にも TRUE と出力します。(実際には暗号化されません) |
subject | 件名 | |
sender | 送信者メールアドレス | ※ エンベロープ from アドレスです |
recipient | 受信者メールアドレス | ※ エンベロープ to アドレスです |
mail_size | メール全体のサイズ | |
action_time | メールが送信・削除された時間 | |
approver | 承認操作を行ったユーザー | ※ 一時保留の場合、送信ユーザーを表示します。 (送信ユーザーが一度もユーザー画面にアクセスしたことがない場合は「system@mo.hdems.com」と出力します。) |
processing_results | 処理結果 |
send : 手動送信 |
suspention_time | メールの待機時間(単位:秒) | |
uuid | UUID | システム管理用 ID (Message-ID ではありません) |
mail_id | メール ID | システム管理用 ID (Message-ID ではありません) |