対象
File DLP を利用中のお客様
内容
File DLP のアップデート情報を紹介します。
Boxとの同期速度改善
これまで File DLP における Box 連携について、初回同期の後ファイル / フォルダ情報を取得する際、API を利用して Box 全体を同期していたため、最新の状態になるまでに時間を要していました。
今回のアップデートでは、API による全件同期ではなく、Webhook 方式を採用し、Box の設定変更差分のみを取得するようになりました。
これにより、ほぼリアルタイムでの連携が可能となり、より快適に利用いただけるようになります。
Boxとの再同期のお願い
この新しい同期方式を利用することで、よりリアルタイム性の高い、セキュアな環境を維持することができます。
つきましては、誠に恐れ入りますが、File DLP と Box の再同期作業をお願いいたします。
※本作業では Box 管理者 アカウントの情報 (ユーザー名・パスワード) が必要です。
- File DLP 管理画面にログインします。
- 左メニューから [サービス連携] を選択します。
- サービス名の一覧から、連携済みの Box (任意の名称で登録されている場合があります) を選択します。
- 選択したサービス連携の [連携] タブをクリックします。
- [変更] ボタンをクリックします。
- [API連携を有効にする] のチェックを外し (OFFの状態にし) 、 [保存] ボタンをクリックします。
- 再度、 [変更] ボタンをクリックします。
- [API連携を有効にする] にチェックを入れ (ONの状態にし) 、 [保存] ボタンをクリックします。
- Box の画面に遷移するので、Box 管理者権限を持つアカウントでログインし、File DLP からのアクセスを許可してください。
再同期に関するFAQ
Q:再同期を行うとこれまでの設定は残りますか?
A:API の接続情報のみを更新するので、既存の設定は残ります。
ただし、サービス連携を削除した場合は設定も削除されますので、API 連携の無効化と有効化のみを実施してください。
Q:機能に何か制限はありますか?
A:お客様の Box アカウントのルートレベル (一番上の階層) にあるファイルとフォルダの合計数が 1000 件以下の場合に適用されます。
合計数が 1001 件を超える場合は従来の同期処理が適用されます。
Webhook 方式での連携をご希望で、ルートレベルの合計数が 1001 件を超えている場合は、ルートレベルに新しいフォルダを作成してファイルやフォルダをその中に移動することで、ルートレベルの合計数を 1000 件以下に調整してください。
Q:既存の同期方式は今後使えなくなりますか?
A:いいえ、現在の同期方式でも引き続きサービスをご利用いただけます。
しかし、リアルタイム性の向上とよりセキュアな環境維持のため、新しい同期方式への移行を推奨します。
Q:手順の実施後、API 連携が有効と表示されていますが、新しい同期形式に変更されているのでしょうか?
A:上記の手順 (API 連携を OFF にしてから再度 ON にする) を実施することで、新しい同期形式が適用されます。 表記の改善については検討させていただきます。
なお、HENNGE 製品管理者限定のユーザーコミュニティ「chameleon (カメレオン)」では、
その月にリリースされた HENNGE One の機能追加や改善を取りまとめ、開発背景などを記載した「アップデート情報」を毎月公開しています。
あわせてご覧ください。
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