対象
- Email DLP の管理者
目的
- Email DLP の暗号化(受信者宛) の作成 / 編集方法について説明します。
- 本通知は、ZIP 暗号化された添付ファイルについて、パスワードなどの情報を受信者に対して通知するために使用します。
注意事項
- 本記事の内容は 2025 年 3 月時点での製品仕様に基づき作成しており、以後予告なく変更される場合があります。
- 実際の画面確認や、設定の変更には Email DLP の管理者権限が必要です。
管理者の設定方法は、以下の記事をご参照ください。
Email DLP 管理者権限の設定 - 管理画面へのアクセス方法は以下の記事をご参照ください。
Email DLP 管理コンソールへのアクセス方法 - 受信者宛ての通知メール設定は、過去のアップデートにより、新旧 2 つの設定画面が存在します。
旧設定画面 (暗号化(受信者宛))にアクセスする方法について、以下の記事をご参照ください。
レガシーモードとは?
手順
1. 管理画面の左メニューより [通知設定] - [暗号化(受信者宛)] にアクセスします。
2. 画面右上の [作成] か、編集したい暗号化通知の [歯車マーク] を 1 つ選択します。
3. 各項目を入力し、右下の [作成] または [適用] を選択します。
各設定値の詳細は、項目 (通知テンプレートを作成 / 編集) をご参照ください。
項目 (通知テンプレートを作成 / 編集)
名称 | 説明 | 備考 |
テンプレート名 | 任意の値 | - |
通知タイプ | 変更不可 | - |
件名 | 受信者宛てに ZIP 暗号化されて送信されるファイルのパスワード通知の件名 | 後述する差し込みタグを用いることも可能です。 |
本文 | 受信者宛てに ZIP 暗号化されて送信されるファイルのパスワード通知の本文 | 後述する差し込みタグを用いることも可能です。 |
タイムゾーン | 差し込みタグ ((%HEADER-DATE-LOCAL%)) にて表示されるタイムゾーン | エリア (Africa / America / Antarctica / Asia / Atlantic / Australia / Europe / Indian / Pacific)、もしくは主要都市名の先頭 2 文字を入力すると選択肢が表示します。 |
項目 (差し込みタグ)
使用可能な差し込みタグは以下のとおりです。
名称 | 説明 | 備考 |
((%HEADER-SUBJECT%)) | 元のメールの件名 | - |
((%HEADER-DATE%)) | 添付ファイル自動暗号化がされたメールの送信日時 | ※ ((%HEADER-DATE%)) は送信されたメールのヘッダー情報より取得しています。 現状、 Microsoft 365 から送信されるメールヘッダーにはグリニッジ標準時が記載されていますので、日本時刻から -9:00 された値が使用されます。 |
((%HEADER-DATE-LOCAL%)) | フィルタリングされたメールの送信日時を「通知テンプレート定義」で指定したタイムゾーンに合わせた値 | - |
((%PASSWORD%)) | ZIP 暗号化されたファイルのパスワード | - |
((%HEADER-FROM%)) | フィルタリングされたメールのヘッダー From | - |
((%HEADER-TO%)) | フィルタリングされたメールのヘッダー To | - |
((%HEADER-CC%)) | フィルタリングされたメールのヘッダー Cc | - |
((%MAILFROM%)) | フィルタリングされたメールのエンベロープ From | - |
((%RCPTTO%)) | フィルタリングされたメールのエンベロープ To | - |
((%HEADER-MESSAGEID%)) | フィルタリングされたメールのメッセージ ID | - |
((%ATTACHMENT-NAMES%)) | 添付ファイル名 | - |
((%ENCRYPTED-ATTACHMENT-NAME%)) | 暗号化タイプ定義で指定した暗号化後添付ファイル名 | - |