対象
HENNGE Access Control の初期設定や、運用管理を行う管理者が本記事内容の対象となります。
目的
HENNGE Access Control に登録されているユーザー情報を編集します。
注意事項
1. 本記事の内容は 2020 年 12 月時点での製品仕様に基づき作成しており、以後予告なく変更される場合があります。
2. 実際の画面確認や、設定の変更には HENNGE Access Control の管理者権限が必要です。
3. HENNGE Access Control 管理画面の URL は、お客様テナントより異なります。
アクセス URL 例 : https://ap.ssso.hdems.com/admin/[ メイン ドメイン ]
詳細説明 / 手順
ユーザー情報の編集は、HENNGE Access Control 管理画面の左メニュー [ ユーザー ] - [ ユーザー一覧 ] にて行います。
ユーザー情報の編集方法
ユーザー情報の編集方法は、大きく以下 2 つあります。
1. 個別でのユーザー情報の編集
1.1. HENNGE Access Control 管理画面の左メニュー [ ユーザー ] - [ ユーザー一覧 ] にアクセスします。
1.2. 対象ユーザーの [ 管理 ] 欄の [ 編集 ] アイコンをクリックします。
1.3. 必要な情報を編集し、[ 送信 ] をクリックします。
2. ユーザーの一括編集
詳細は以下記事をご参照ください。
編集可能なユーザー情報
1. アカウントの状態
ユーザーのアカウントの状態を設定します。
・有効 : ユーザーがログイン可能な状態です。
・無効 : ユーザーはログインできない状態です。
・ロックアウト (手動設定不可、ユーザーがロックアウトされた時のみに表示) : ユーザーがパスワードの入力を複数回誤り、ロックアウトされている状態です。
ロックアウトを解除する場合、管理者より本設定値を "有効" と設定することで解除が可能です。
2. 管理者
HENNGE Access Control 管理画面へアクセス可能な権限の設定です。
3. 強制ログアウト
本ユーザーを強制的に HENNGE Access Control よりログアウトさせることができます。
※ シングル サインオン連携しているサービスからもログアウトされるわけではありません。
4. パスワード有効期限
ユーザーのパスワードの有効期限です。
・パスワード強制変更 : 次回ログイン時にパスワードの強制変更を要求します。
イメージ : ログイン後に以下画面が表示されます。
・無期限 : パスワードに有効期限を設けません。
・ドメイン設定に従う : [ ドメイン設定 ] 内にある [ パスワード関連の設定 ] 内の有効期限の設定内容に従います。
5. 姓
ユーザーの [ 姓 ] 情報です。
最大 256 文字まで設定可能です。
※ Active Directory よりユーザー同期を行っている場合は変更しないでください。
6. 名
ユーザーの [ 名 ] 情報です。
最大 256 文字まで設定可能です。
※ Active Directory よりユーザー同期を行っている場合は変更しないでください。
7. (Microsoft 365 と連携の場合のみ) 表示名
ユーザーの [ 表示名 ] 情報です。
最大 256 文字まで設定可能です。
※ Active Directory よりユーザー同期を行っている場合は変更しないでください。
8. OTP 通知メールアドレス (オプション)
管理者より OTP (ワンタイム パスワード) 受信するメールアドレスを設定することができます。
なお、ユーザー自身で OTP を発行・受信する方法は以下 2 つあります。
OTP (ワンタイム パスワード) をアプリケーションで受け取る設定
9. 非常用 OTP トークン
ユーザーが OTP を発行できない場合、管理者がここに記載の非常用OTPトークンをユーザーに伝えることで一回のみのログインを許可することができます。
そのため、一度使用された非常用OTP トークンは使用後システムより削除されます。
ユーザー完了後、デフォルトで 5 組の非常用 OTP トークンが発行されます。
非常用 OTP トークンは最低 8 文字以上の大文字 / 小文字のアルファベット、数字で管理者より設定することも可能です。
複数の非常用 OTP トークンを設定する場合、半角スペースで区切ります。
その場合、最大 50 個まで登録が可能です。
※ 同じ非常用トークンを複数登録しても、利用可能な回数は 1 回となります。
10. OTP 共有鍵
OTP (ワンタイム パスワード) を生成するための共有鍵です。
この値を変更した場合、該当ユーザーの現設定でのすべての OTP (ワンタイム パスワード) が使用できなくなりますため、通常は変更しないでください。
11. アクセス ポリシー グループ
ユーザーの所属するアクセス ポリシー グループを設定します。
新たにアクセス ポリシー グループを作成する場合は、以下記事をご参考ください。
12. 許可するサービスプロバイダー
ログインを許可する連携サービスの設定をします。
※ 所属するアクセス ポリシー グループで既に設定されているサービスプロバイダーの設定変更は行えません。