対象
- HENNGE Email DLP の管理者
目的
- HENNGE Email DLP の通知 (申請者宛て) の作成方法について説明します。
- 当機能は承認要求されたメールについて、承認者が承認・却下などのオペレーションを実行した際に送信される通知を作成する場合に利用します。
注意事項
- 本記事の内容は 2021 年 10 月時点での製品仕様に基づき作成しており、以後予告なく変更される場合があります。
- 実際の画面確認や、設定の変更には HENNGE Email DLP の管理者権限が必要です。
管理者の設定方法は、以下の記事をご参照ください。
Email DLP 管理者権限の設定 - 管理画面へのアクセス方法は以下の記事をご参照ください。
HENNGE Email DLP 管理コンソールへのアクセス方法
手順
1. HENNGE Email DLP 管理画面の左メニューより [通知設定] - [承認結果] にアクセスします。
2. [作成] を選択します。
3. 各項目を入力し [作成] を選択します。
以下の項目は入力が必須となります。
・優先度 : 優先度は 1 から 99,999 まで設定が可能です。値が小さいほど優先順位が高くなります。
・ポリシー名 : 任意の値を入力します。
・宛先 : 「すべての宛先」または「任意の宛先」のどちらかを選択します。
「任意の宛先」を選択した場合、値を入力するフィールドが出現しますので、
メールアドレス、ドメインまたはサブドメインを設定します。
・通知タイプ : 変更不可の項目です。
・件名 : 承認者による操作完了時に送信者 (申請者) に対して通知されるメッセージの件名を設定します。
後述する差込みタグを用いることも可能です。
・本文 : 承認者による操作完了時に送信者 (申請者) に対して通知されるメッセージの本文を設定します。
後述する差込みタグを用いることも可能です。
・言語 : 後述する差込みタグ ((%OPERATION%)) にて表示される言語を設定します。
英語、日本語、中国語 (繁体字)、中国語 (簡体字) から選択します。
・タイムゾーン : 後述する差込みタグ ((%HEADER-DATE-LOCAL%)) にて表示されるタイムゾーンを設定します。
エリア(Africa / America / Antarctica / Asia / Atlantic / Australia / Europe / Indian / Pacific)、もしくは主要都市名の先頭 2 文字を入力すると選択肢が表示します。
差込みタグ
通知 (申請者宛て) の件名または本文で使用可能な差込みタグは以下のとおりです。
・((%OPERATION%)) : 実行されたアクション
・((%OPERATOR%)) : 承認者
・((%OPERATION-COMMENT%)) : 承認者が承認・却下等のオペレーションを行う際に入力する承認者コメント
・((%OPERATED-AT%)) : 処理時刻
・((%HEADER-SUBJECT%)) : フィルタリングされたメールの件名
・((%HEADER-FROM%)) : フィルタリングされたメールのヘッダー From
・((%HEADER-TO%)) : フィルタリングされたメールのヘッダー To
・((%HEADER-CC%)) : フィルタリングされたメールのヘッダー Cc
・((%MAILFROM%)) : フィルタリングされたメールのエンベロープ From
・((%RCPTTO%)) : フィルタリングされたメールのエンベロープ To
・((%HEADER-DATE%)) : フィルタリングされたメールの送信日時
※ ((%HEADER-DATE%)) は送信されたメールのヘッダー情報より取得しています。
現状、 Microsoft 365 から送信されるメールヘッダーにはグリニッジ標準時が記載されていますので、日本時刻から -9:00 された値が使用されます。
・((%HEADER-DATE-LOCAL%)) : フィルタリングされたメールの送信日時を「通知 (申請者宛て)」で指定したタイムゾーンに合わせた値