対象
HENNGE Email DLP の初期設定や、運用管理を行う管理者が本記事内容の対象となります。
目的
HENNGE Email DLP の通知 (送信者宛て) の作成方法について説明します。
注意事項
1. 本記事の内容は 2023 年 1 月時点での製品仕様に基づき作成しており、以後予告なく変更される場合があります。
2. 実際の画面確認や、設定の変更には HENNGE Email DLP の管理者権限が必要です。
管理者の設定方法は、以下の記事をご参照ください。
3. HENNGE Email DLP 管理画面の URL は、お客様テナントより異なります。
アクセス URL 例 : https://console.mo.hdems.com/#/admin/[ メイン ドメイン ]
詳細説明 / 手順
通知 (送信者宛て) に関わる設定は、 HENNGE Email DLP に管理者アカウントでログインし、左メニュー [ 暗号化 ] - [ 通知 (送信者宛て) ] にあります。
本通知は、ZIP 暗号化された添付ファイルについて、パスワードなどの情報を送信者に対して通知するために使用します。
手順
1. [ 作成 ] を選択します。
2. 各項目を入力し [ 作成 ] を選択します。
・優先度 : 優先度は 1 から 99,999 まで設定が可能です。値が小さいほど優先順位が高くなります。
・ポリシー名 : 任意の値を入力します。
・宛先 : 「すべての宛先」または「任意の宛先」のどちらかを選択します。
「任意の宛先」を選択した場合、値を入力するフィールドが出現しますので、
メールアドレス、ドメインまたはサブドメインを設定します。
・通知タイプ : 変更不可の項目です。
・件名 : ルール作成時に定義したアクション (削除など) の動作時に送信者に対して通知されるメッセージの件名を設定します。
後述する差込みタグを用いることも可能です。
・本文 : ルール作成時に定義したアクション (削除など) の動作時に送信者に対して通知されるメッセージの本文を設定します。
後述する差込みタグを用いることも可能です。
・タイムゾーン : 後述する差込みタグ ((%HEADER-DATE-LOCAL%)) にて表示されるタイムゾーンを設定します。
エリア(Africa / America / Antarctica / Asia / Atlantic / Australia / Europe / Indian / Pacific)、もしくは主要都市名の先頭 2 文字を入力すると選択肢が表示します。
差込みタグ
通知 (送信者宛て) の件名または本文で使用可能な差込みタグは以下のとおりです。
・((%ATTACHMENT-NAMES%)) : 添付ファイル名
・((%ENCRYPTED-ATTACHMENT-NAME%)) : 暗号化後添付ファイル名
・((%ENCRYPTION-RESULTS%)) : 暗号化処理の結果(送信先アドレス、パスワード)
・((%HEADER-MESSAGEID%)) : フィルタリングされたメールのメッセージ ID
・((%HEADER-SUBJECT%)) : 元のメールの件名
・((%HEADER-FROM%)) : フィルタリングされたメールのヘッダー From
・((%HEADER-TO%)) : フィルタリングされたメールのヘッダー To
・((%HEADER-CC%)) : フィルタリングされたメールのヘッダー Cc
・((%MAILFROM%)) : フィルタリングされたメールのエンベロープ From
・((%RCPTTO%)) : フィルタリングされたメールのエンベロープ To
・((%HEADER-DATE%)) : 添付ファイル自動暗号化がされたメールの送信日時
※ ((%HEADER-DATE%)) は送信されたメールのヘッダー情報より取得しています。
現状、 Microsoft 365 から送信されるメールヘッダーにはグリニッジ標準時が記載されていますので、日本時刻から -9:00 された値が使用されます。
・((%HEADER-DATE-LOCAL%)) : フィルタリングされたメールの送信日時を「通知 (送信者宛て)」で指定したタイムゾーンに合わせた値