(2025/04/15 更新)
先日、 Google 社の公開する新しいガイドラインのヘルプセンターが更新されました。
弊社で確認した限り、主な変更点は以下となります。
- 対象となる宛先から Google Workspace アカウントが除外され、個人用 Gmail アカウント (gmail.com または googlemail.com) アカウントに対して送信した件数のみカウントされる
- メール送信者のドメインが同じ場合、同一の送信者としてカウントされる
また、メール送信者のドメインがサブドメインであっても同一送信者としてカウントされる - 基準値について「5,000 件以上」という表記から「5,000 通に近い、またはそれ以上 (close to 5,000 or more messages)」という表記に変更された
- Postmaster Tools で報告される迷惑メール率の基準が 0.10% 未満となった
また、上記ヘルプセンターの更新に合わせ、Google 社より新しいガイドラインに関する FAQ 記事が公開されました。
新しいガイドラインに関する質問とその回答が公開されておりますので、ご確認いただけますと幸いです。
なお、上記の通り対象となる宛先から Google Workspace アカウントが除外され、個人用 Gmail アカウントのみとなった状況ではございますが、
当初は Google Workspace アカウントも対象であったことから、今後 Google Workspace アカウント宛のメールに対しても新しい基準が適用される可能性がございます。
そのため、各お客様におかれましては DKIM や DMARC の設定を引き続きご検討いただければと存じます。
また、重ねてのご案内とはなりますが、今回の新しいガイドラインの内容に関してご不明な点などがございましたら
お手数ではございますが Google 社へお問い合わせいただけますようお願い申し上げます。
===========================================================================
対象
HENNGE Email DLPをご利用中のお客様。
内容
Google社より、2024 年 2 月 1 日(木) から Gmail アカウントに対して 5,000通/日 以上のメールを送信する送信者に対し、SPF レコードの登録及び DKIM 署名の設定、DMARC レコードの公開などを必須とする新しいガイドラインの発表が行われていることを確認いたしました。
Requirements for sending 5,000 or more messages per day
HENNGE Email DLPをご利用中のお客様におかれましては、上記 Google 社の新しいガイドラインに準じるため次の弊社記事をご参照いただき、事前に SPF / DKIM / DMARC レコードの公開設定 が未実施のドメインについてはご対応を検討いただけますようお願いいたします。
(*) DMAR ポリシーは none 以上、DMARC アライメントは SPF、DKIM のいずれかで対応することを求められています。
なお、前述の Google 社公開の新しい送信者向けガイドラインでは、Gmail アカウントに対して 5,000通/日 以上のメールを送信する送信者に対し、SPF レコードの登録及び DKIM 署名の設定と合わせ、DMARC レコードの公開も要件として記載されております。
DMARC レコードの公開につきましては HENNGE Email DLP 上での設定ではなく、各ドメインの DNS サーバー上にご登録が必要となりますため、弊社にて詳細な設定方法等のご案内が難しい状況ではございますが、Google 社より以下のヘルプページが公開されておりますので、ご参考いただき設定をご実施いただけますと幸いでございます。
・Google Workspace:DMARC レコードの追加
DMARC レコードの公開につきまして、Google 社公開の新しい送信者向けガイドライン上では適用ポリシー(p タグ)は none とする設定にて問題ない旨の記載がございますが、お客様内での運用及びセキュリティポリシーに従いご判断いただけますようお願い申し上げます。
また、Google 社のヘルプサイト記載内容に関してご不明点がございましたら、お手数ではございますがそれぞれ Google 社へお問い合わせいただけますようお願い申し上げます。
本件につきまして、弊社でも継続して情報収集を行っておりますので、アップデートがありましたら改めて本記事を更新し、ご連絡をさせていただきます。
以上、よろしくお願い申し上げます。
なお、HENNGE 製品管理者限定のユーザーコミュニティ「chameleon (カメレオン)」では、
その月にリリースされた HENNGE One の機能追加や改善を取りまとめ、開発背景などを記載した「アップデート情報」を毎月公開しています。
あわせてご覧ください。
HENNGE ユーザーコミュニティ「chameleon (カメレオン)」
※ 閲覧にあたっては「chameleon (カメレオン)」のユーザー登録が必要です。
※ ご登録は、HENNGE 製品ご利用のお申し込みをいただいている担当者様限定です。