対象
HENNGE Directory Sync Tool の設定ファイル config.ini を初回設置されるお客様が対象です。
目的
HENNGE One 導入ガイドより提供するお客様専用の config.ini を所定のフォルダに配置します。
注意事項
1. config.ini の変更内容は [ HDE One Directory Sync ]、[ HDE One Password Sync ] サービス開始時に反映されます。
ファイルの差し替えのみでは変更が反映されません。
2. HENNGE Directory Sync Tool のインストール要件は下記ヘルプセンター記事内の [ HENNGE Directory Sync Tool ] をご参照ください。
3. ファイル名がその他の名前となっている場合は、config.ini となるよう修正します。
4. 本記事は 2024 年 1 月時点で製品の内容をもとにしたものであり、以後のアップデートにより、予告なく変更される場合があります。
詳細手順・説明
1. サービス停止の確認
Windows Server の [ サービス ] にて、以下 2 つのサービスが停止していることを確認します。
・HDE One Directory Sync
・HDE One Password Sync
※ HENNGE Directory Sync Tool インストール直後は [ 停止 ] 状態にあります。
2. config.ini の編集
2.1. config.ini をメモ帳で開きます。
2.2. Active Directory から HENNGE Access Control へ情報を書き込むための API クライアントの情報を編集します。
・7行目 [ domain ] : メインドメイン。
・8行目 [ client_id ] : HENNGE Access Control のクライアントID。
・9行目 [ client_secret ] : HENNGE Access Control のクライアント秘密鍵。
参考記事:HENNGE Directory Sync Tool 実行のための API クライアントの作成
2.3. Active Directory ドメイン コントローラーへの接続情報を編集します。
・37行目 [ server ] : ドメイン コントローラーのホスト名もしくはIPアドレス。
・38行目 [ username ] : [ Enterprise Admins ]・[ Domain Admins ]・[ Schema Admins ] 権限をもつユーザー ID。
・39行目 [ password ] : 38 行目にて指定したユーザーのパスワード。
※該当ユーザーのパスワードを変更した場合、config.iniに記載のパスワードも変更する必要がありますので、ご注意ください。
2.4 config.ini を保存します。
3. config.ini の配置
3.1. 編集、保存した config.ini を HENNGE Directory Sync Tool のインストール先フォルダーにコピーします。
C:\Program Files\HDE One Directory Sync