概要
Secure Download をご利用いただく管理者の方やユーザーの方へ、グループアドレス宛の送信や転送設定がある環境での挙動についてご案内します。
あらかじめ仕様を把握しておくことで、認証時のトラブルを未然に防ぎ、スムーズにファイルを共有できます。
注意事項
- 本記事の内容は 2026 年 6 月時点の製品仕様をもとにしたものであり、以後予告なく変更される場合があります。
送信者がグループアドレスの場合の注意点
送信者がグループアドレスの場合、 Email DLP ユーザーコンソールでは Secure Download の履歴を確認できません。
ユーザーコンソールでは、 Microsoft 365 または Google Workspace にログインしているユーザーのアドレスに紐付いたメール(エンベロープ From がログイン中のユーザーのアドレスであるメール)のみを確認できます。
グループアドレスを送信者として送信したメールは、 Secure Download の履歴などを確認できません。
管理者は送信者などを絞り込んで送信履歴を検索することが出来ます。
[Email DLP] フィルター履歴の検索
宛先が社外のグループアドレスの場合の注意点
宛先が社外のグループアドレスの場合、グループアドレスのメンバーに展開された個別のメールアドレスで認証することはできません。
Secure Download は、 Email DLP 上でメールの宛先(エンベロープ To)ごとに専用のダウンロード URL を発行します。
URL からファイルをダウンロードする際は、宛先(エンベロープ To)のメールアドレスで認証を行う必要があります。
そのため、グループアドレスが宛先の場合は、グループアドレスでの認証が必要です。
宛先が社内のグループアドレスの場合の注意点
宛先が社内のグループアドレスの場合、社内向けのメールが Email DLP を経由するかによって動作が異なります。
Microsoft 365 (Exchange Online)をご利用の場合は、基本的に社内ドメイン間のメールは Email DLP を経由せず、 Exchange Online 内部で配送されます。
そのため、添付ファイルが Secure Download の機能で置換されることはありません。
一方で Google Workspace をご利用の場合は、一部の社内ドメイン間メールも Email DLP を経由させている場合があります。
社内ドメイン間のメールが Email DLP を経由する設定の場合、社内間のメールでも添付ファイルが Secure Download の機能で置換される可能性があります。
個人アドレスとグループアドレスの両方を宛先に指定した場合の注意点
宛先に「個人アドレス」と「その個人を含むグループアドレス」の両方を指定してメールを送信した場合、メッセージ ID が重複します。
これにより、受信側でどちらか一方のメールのみがランダムに表示される問題を確認しています。
本動作は、 Microsoft 365 および Google Workspace における共通の動作です。
(例)
以下の宛先へメールを送付し、添付ファイルが Secure Download で送信された場合
To: 「 user@example.com 」 (個人アドレス)
Cc: 「 group@example.com 」 (To の個人アドレスを含むグループアドレス)
このような場合、メッセージ ID が重複するとどちらか一方のメールのみが表示されます。
個人アドレスで受信したメールに添付された PDF 内の URL 、または本文の URL にアクセスした際、認証コード受信用アドレスとして個人アドレスではなくグループアドレスが表示される場合があります。
To や Cc の順番にかかわらず、受信した順番によりランダムにどちらか一方の受信メールのみが表示される仕様です。
複数宛先の中でメール転送が行われている場合の注意点
宛先に複数のアドレスが含まれ、受信者 A が、すでにメールを受信している受信者 B に対してメールの転送を行っている場合、メッセージ ID が重複します。
これにより受信者 B のメールボックスには、受信者 A 宛の転送メール、または受信者 B が直接受け取ったメールのどちらか一方がランダムに表示されます。
本動作は、 Microsoft 365 および Google Workspace における共通の動作です。
受信者 B が、受信者 A から転送されたメールでファイルダウンロード用の URL にアクセスすると、認証コード受信用アドレスとして受信者 A のアドレスが表示されます。