概要
- Mesh Network の管理者向けに、Mesh Network の機能概要などをご案内します。
注意事項
- 本記事の内容は 2026 年 8 月時点での製品仕様に基づき作成しており、以後予告なく変更される場合があります。
- 以下の記事から、利用環境が Mesh Network の利用要件に合致しているか事前に確認してください。
HENNGE One 動作環境
目次
Mesh Network の概要
HENNGE Mesh Network は、専用のVPN機器を必要とせず、端末間で直接メッシュ通信を確立してゼロトラスト環境を構築する次世代のネットワークソリューションです。
既存ネットワークの構成に影響を与えることなく新たな仮想ネットワークを定義し、ネットワークに参加した端末・サーバー間での安全な通信を実現します。
ネットワーク環境の変更が不要なため導入ハードルが低く、一部の部署や拠点から手軽にスモールスタートが可能です。
Mesh Network の仕組み
Mesh Network は Carrier-grade NAT(CGNAT)を利用しており、ネットワークに参加すると専用の CGNAT 帯 IP アドレスが割り当てられます。
これにより、参加している端末同士であれば、物理的な場所に縛られることなく、まるで同じローカルネットワーク上にいるかのような感覚でスムーズに通信が行えます。
同一ネットワーク上の利便性を維持しながらも、送信元・宛先・使用ポート単位でのきめ細やかなアクセス制御を構成することができ、強固なアクセスセキュリティを実現します。
アクセス制御ルールはクラウド管理コンソールから一元管理が可能で、設定内容は各端末へリアルタイムにプッシュ反映されるため、管理者の運用負荷を抑えたスピーディなポリシー適用を実現します。
Mesh Network の構成要素
ACL(Access Control List)
Mesh Network を利用するユーザー・リソース・グループに対して、接続ポート単位でアクセス許可ルールを構成することができます。
ACL が定義されていない通信はすべてブロックされます。
利用ユーザーに応じて最小限のアクセス許可を与えることで、不正アクセスが行われた場合でも影響範囲を最小限に抑えることが可能です。
ACL の構成要素
接続元 / 接続先として指定できるもの
- ユーザー
クライアントにログインした、Mesh Network を利用するユーザーです。
ユーザーを指定することで、ログインしたどのデバイスに対しても同一のアクセスルールを割り当てることができます。 - リソース / デバイス
Mesh Network を利用する、エージェントがインストールされたデバイスやサーバーです。 - フリート / グループ
Mesh Network を利用するサーバー・ユーザーをグループ化したものです。
サーバーをグループ化したものがフリート、ユーザーをグループ化したものがグループです。
管理者はフリート・グループ単位で ACL を構成することができます。
フリート・グループ機能を利用することで、同じ部署のユーザーや全社共通の ACL など、複数の端末をまとめて管理することができます。
接続ポートとして指定できるもの
- すべて
TCP / UDP / ICMP すべてのプロトコルを指定します。
ポートは「すべて」「特定ポート」「複数ポート」「範囲ポート」から指定できます。 - TCP
TCP および ICMP を指定します。
ポートは「すべて」「特定ポート」「複数ポート」「範囲ポート」から指定できます。 - UDP
UDP および ICMP を指定します。
ポートは「すべて」「特定ポート」「複数ポート」「範囲ポート」から指定できます。 - ICMP
ICMP のみ指定します。
サブネットリンカー
様々な理由で Runetale エージェントをインストールすることができないサーバーなどを対象に、Mesh Network を介してサブネットリンカー配下のサーバーにアクセスさせることができます。
詳細は下記の記事をご参照ください。
[Mesh Network] サブネットリンカーの詳細
Split DNS
Split DNS とは、指定した特定のドメインのみ社内ドメインコントローラーなど特定の DNS サーバーに問い合わせる機能です。
例えば、以下のように Split DNS を構成した場合、hennge.local の名前解決は Mesh Network 上で行い、それ以外の通信は既存のインターネット経路をそのまま利用する構成になります。
詳細は下記の記事をご参照ください。
[Mesh Network] DNS の詳細