対象
HENNGE Email DLP の初期設定や、運用管理を行う管理者が本記事内容の対象となります。
目的
HENNGE Email DLP のインポートデータ (YAML ファイル) の作成方法について説明します。
注意事項
1. 本記事の内容は 2022 年 5 月時点での製品仕様に基づき作成しており、以後予告なく変更される場合があります。
2. 実際の画面確認や、設定の変更には HENNGE Email DLP の管理者権限が必要です。
管理者の設定方法は、以下の記事をご参照ください。
3. HENNGE Email DLP 管理画面の URL は、お客様テナントより異なります。
アクセス URL 例 : https://console.mo.hdems.com/#/admin/[ メイン ドメイン ]
目次
1. インポートできる設定 (定義)
YAML ファイルでインポートできる設定 (定義) は以下のとおりです。
・アドレスグループ定義
・ルールグループ定義
・フィルター定義
・暗号化タイプ定義
・暗号化ポリシー定義
2. インポート時の挙動
ファイル形式は YAML と JSON に対応しています。
登録方法は、「新規作成」「上書き」の 2 通りです。
インポートによる削除はできません。設定中の定義をインポートデータに含めない場合、「新規作成」「上書き」のどちらも行われず、当該定義は更新されません。
各定義では、次の値をユニークキーとしています。
・アドレスグループ定義 : アドレスグループ名
・ルールグループ定義 : ルールグループ名
・フィルター定義 : 優先度
・暗号化タイプ定義 : 暗号化タイプ名
・暗号化ポリシー定義 : 優先度
3. 注意点
「上書き」の場合、上述のユニークキーに該当する情報は丸ごと上書きされます。
例として、既存のアドレスグループに 1 名を追加する場合は、既存メンバーもインポートデータに含める必要があります。
4. インポートデータの作成
4.1. HENNGE Email DLP 管理画面にアクセスし、対象の定義の画面で [ エクスポート ] を選択します。
設定中の定義がない場合は、以下の記事よりサンプルファイルをダウンロードしてください。
※ 0 から YAML ファイルを作成することも可能ですが、空白など含めてフォーマットが異なるとインポートができないため、エクスポートデータやサンプル設定を修正いただくことをお勧めします。
4.2. YAML ファイルの作成
各定義の項目は以下のリンクよりご確認ください。
5. インポート
5.1. HENNGE Email DLP 管理画面にアクセスし、対象の定義の画面で [ インポート ] を選択します。
5.2. 作成したインポートデータをアップロードし、インポート方式を選択し [ インポート ] を選択します。
6. インポート時のエラー
アドレスグループのインポート時に発生したエラーについては、以下の記事をご参照ください。