Q.
HENNGE Email DLP の各設定を一括で反映したいのですが、インポート方式の「上書き」と「新規作成」はそれぞれどのような挙動になるのでしょうか。
A.
「新規作成」では、各定義のユニークキーが既に登録されているとインポートできません。
◯各定義のユニークキー
アドレスグループ....アドレスグループ名
ルールグループ.....ルールグループ名
フィルター.......優先度(また、使用中のグループは指定できません。)
暗号化タイプ......暗号化タイプ名
暗号化ポリシー.....優先度(また、使用中のタイプは指定できません。)
「上書き」でインポートを行うと、ユニークキーの項目単位で 設定ファイルの情報に更新します。
◯留意点
・元々登録のないユニークキーは新規作成し、設定ファイルに記載のないユニークキーは何も更新されません。
・インポート機能を利用した、各設定の削除は実施できません。
・インポート機能を利用した、フィルターの優先度変更はできません。
◯具体例
・アドレスグループA にメンバーを追加する場合、アドレスグループA には「登録中のメンバー+追加メンバー」を記載します。
・アドレスグループB のメンバーを削除する場合、アドレスグループB には「削除しないメンバー全員」を記載します。
・ルールグループC の各ルールの中から添付ファイル暗号化を外す場合、ルールグループC の "encrypt: true" の行のみ削除します。(必要に応じてルール名も変更します。)
参考:Email DLP のインポートデータ(YAML ファイル)作成について