概要
Microsoft 365 または Google Workspace を利用し、Email DLP の利用を開始する管理者向けに、テンプレートを利用した、Email DLP フィルターの初期設定を行う方法を説明します。
注意事項
- 本記事の内容は 2026 年 10 月時点で製品の内容をもとにしたものであり、以後予告なく変更される場合があります。
目次
- テンプレートの選択
-
フィルター設定 (全てのテンプレートで共通)
- テンプレートのインポート
- アドレスグループの設定
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添付ファイル処理フィルターの設定
- [対象:テンプレート1,2] アドレスグループ [ZIP暗号化で送る宛先] [添付ファイル処理をしない宛先] の設定
- [対象 : テンプレート3,4]添付ファイル処理方法を決定するキーワードの設定
- 削除フィルターの設定[対象 : テンプレート2,4]
手順
テンプレートの選択
フィルター要件を検討し、以下の表から使用するフィルターテンプレートを決定し、対象のZIPファイルをダウンロードします。
※ HENNGE One 要件ヒアリングフォーム にて回答いただいた内容と同様です。
| 添付ファイルの処理方法 | テンプレート ダウンロードリンク |
|---|---|
| ①添付ファイル処理を宛先で分岐 |
template1.zip (M365) / template1.zip (GWS) |
| ②添付ファイル処理を宛先で分岐 + 送信取消 |
template2.zip (M365) / template2.zip (GWS) |
| ③添付ファイル処理をキーワードで分岐 |
template3.zip (M365) / template3.zip (GWS) |
| ④キーワードで分岐 + 送信取消 |
template4.zip (M365) / template4.zip (GWS) |
フィルター設定 (共通)
1. テンプレートのインポート [対象 : 全てのテンプレート]
ダウンロードしたテンプレートを Email DLP 管理画面にインポートし、利用を開始するための設定を行います。
ダウンロードしたテンプレートの ZIP ファイルを展開し、下記の順番でそれぞれインポートします。
※ ファイル名の "X" の箇所の数字は、ダウンロードしたテンプレートによって異なります。
※ インポートされるアドレスグループ、ルールグループおよびフィルターは、ダウンロードしたテンプレートによって異なります。
参考 : インポートファイルについて
| ファイル名 | インポート先 |
|---|---|
| templateX_addressgroup.yml | [フィルター設定]-[アドレスグループ] |
| templateX_rulegroup.yml | [フィルター設定]-[ルールグループ] |
| templateX_filter.yml | [フィルター設定]-[フィルター] |
| templateX_secure-download-types.yml | [添付ファイル処理設定]-[Secure Download タイプ] |
| templateX_secure-download-policies.yml | [添付ファイル処理設定]-[Secure Download 暗号化ポリシー] |
| templateX_encryption-types.yml |
[添付ファイル処理設定]-[暗号化タイプ] * インポート後、以下の手順を実施してください。
1. [添付ファイル処理設定]-[暗号化タイプ]-[ デフォルト ] の右側の歯車マークをクリックします。
2. 表示される画面中の「受信者に通知」のチェックボックスにチェックを入れ、右側の [選択してください…]の項目にて「Default」を選択します。
3. 画面右下の「適用」ボタンをクリックし、設定を保存します。
|
| templateX_encryption-policies.yml | [添付ファイル処理設定]-[暗号化ポリシー] |
2. アドレスグループの設定 [対象 : 全てのテンプレート]
-
フィルターの送信元または送信先となるメールアドレス / ドメインをアドレスグループによって定義します。ここでは、テンプレートで作成された以下の 2 つのアドレスグループに、対象となるメールアドレスやドメインを設定します。
-
HENNGE 登録ドメイン:
ご契約ドメインに含まれるすべてのメールアドレスを定義するためのアドレスグループです。契約組織のドメインを登録します。
※ "onmicrosoft.com" ドメインは登録しません。
※ 既に登録されている 「user@example.com」 は設定例です。削除してください。 -
検証ユーザーグループ:
Email DLP フィルターの動作検証を行うユーザーのメールアドレスを登録します。
※ 既に登録されている 「user@example.com」 は設定例です。削除してください。
-
HENNGE 登録ドメイン:
添付ファイル処理フィルターの設定
-
[対象 : テンプレート1,2]アドレスグループ [ZIP暗号化で送る宛先] [添付ファイル処理をしない宛先] の設定
添付ファイル処理方法は、メールの送信先が管理者が設定したアドレスグループに所属しているかどうかによって決定します。
テンプレートによって作成された以下の 2 つのアドレスグループに、対象となるメールアドレス / ドメインを設定します。-
ZIP暗号化で送る宛先 :
添付ファイルを Secure Download ではなく ZIP 暗号化して送りたい送信先を定義するためのアドレスグループです。対象となるメールアドレス / ドメインを登録します。
※ 現時点で対象となる宛先がいない場合は、登録は不要です。 -
添付ファイル処理をしない宛先 :
添付ファイルに対し Secure Download や ZIP 暗号化を利用せず、そのまま送る送信先を定義するためのアドレスグループです。対象となるメールアドレス / ドメインを登録します。
※ 現時点で対象となる宛先がいない場合は、登録は不要です。
-
ZIP暗号化で送る宛先 :
-
[対象 : テンプレート3,4]添付ファイル処理方法を決定するキーワードの設定
添付ファイル処理方法は、メールの件名にキーワードに合致する特定の文言が含まれているかどうかによって決定します。
テンプレートによって作成された以下の 2 つのルールグループを編集し、任意のキーワードを設定します。-
ZIP暗号化で送る場合のキーワード :
添付ファイルを Secure Download ではなく ZIP 暗号化で送るためのキーワードを設定します。
ルールグループ [添付ファイルを ZIP 暗号化で送信 / 5分保留] を開き、以下の 2 つのルールの編集画面からルール条件を編集します。- [全てパスワード保護されている場合、添付ファイルをそのまま送信]
- [添付ファイルを ZIP 暗号化で送信 / 5分保留]
[ルール条件]-[条件 1]-[パターン] に入力されている文言を、任意のキーワードに変更して [適用] ボタンをクリックします。
※ デフォルト設定では、キーワードは 「【ZIP】」 に設定されています。
※ 組織ごとの上長承認を要求する場合は、承認組織ごとのルールグループも同様にキーワードを設定します。 -
添付ファイル処理をしない場合のキーワード :
添付ファイルに対し Secure Download や ZIP 暗号化を利用せず、そのまま送るためのキーワードを設定します。
ルールグループ [添付ファイル処理をせず、そのまま送信 / 5 分保留] を開き、以下のルールの編集画面からルール条件を編集します。- [添付ファイル処理をせず、そのまま送信 / 5 分保留]
[ルール条件]-[条件 1]-[パターン] に入力されている文言を、任意のキーワードに変更して [適用] ボタンをクリックします。
※ デフォルト設定では、キーワードは 「【そのまま送信】」 に設定されています。
※ 組織ごとの上長承認を要求する場合は、承認組織ごとのルールグループも同様にキーワードを設定します。参考 : ルールグループの作成 / 編集方法
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削除フィルターの設定[対象 : テンプレート2,4]
件名に特定のキーワードが含まれる場合の送信メール削除に関するフィルターを設定します。
送信メール削除するキーワードの設定
1. テンプレートによって作成された以下のルールグループを編集し、[ルール条件]-[条件 1]-[パターン] に入力されている文言を、任意のキーワードに変更して [適用] ボタンをクリックします。
ルールグループ名 : [件名に特定のキーワードが含まれる場合、送信メール削除し送信者に通知]
参考 : 正規表現でのルール条件設定方法
以上でフィルターの初期設定は完了です。
Email DLP 導入手順に戻り、後続の手順を実施します。