ご質問
社外宛のメールを送信する際にファイルが添付されている場合は自動暗号化するよう設定していますが、暗号化添付ファイルに対応できない宛先や、
復号できない解凍ソフトの利用者との間でトラブルが発生することがあります。
特定の条件の時は自動暗号化を実施しないというような暗号化除外設定を行うことはできますか?
回答
特定の条件で自動暗号化を行わないように設定することは可能です。よくある設定例を下記にご案内いたします。
また設定済みの全ての自動暗号化設定を解除したい場合は「設定済みの自動暗号化設定を解除したい」もあわせてご参照ください。
1. 相手先のドメイン/サブドメイン/メールアドレスを指定して暗号化除外を行う
HENNGE Email DLP管理画面の[暗号化ポリシー]にて暗号化除外を行う設定を行います。(※1)
1) 優先度:任意 ※優先度が高い(数字が小さい)暗号化ポリシーから順に条件合致を確認し、最初に条件合致したポリシーが適用されます。
2) 送信者:送信者を指定しない場合は「All」で設定。送信者を指定する場合は該当のアドレスグループ を設定。(※2)
3) 受信者:暗号化除外を行う宛先のアドレスグループを設定。(※2)
4) 暗号化タイプ:「Don't encrypt」を設定。
(※1)[暗号化ポリシー]の設定手順詳細は「暗号化ポリシーを作成する」記事をご参照ください。
(※2)アドレスグループ の作成方法は「アドレスグループを作成する」記事をご参照ください。
2. 特定のキーワードを含む場合は暗号化しない
特定のキーワードが含まれる場合は暗号化除外とする設定を行うことが可能です。
[ルールグループ]にてキーワードの条件を指定し添付ファイルの暗号化を行わない設定をします。(※1)
1)添付ファイル暗号化:そのまま送信
2)対象:「件名」「本文(添付ファイルを含む)」「添付ファイル」のいずれかを指定
3)条件:正規表現にマッチする
4)パターン:指定したいキーワードを設定(※正規表現でご記載ください)
5)頻度:1
※その他の項目はご希望に沿って設定してください。
(※1)[ルールグループ]の設定手順詳細は「ルールグループを作成する」記事をご参照ください。
また、新規で作成したルールグループを利用するためには、[フィルター]の設定も必要です。
[フィルター]の作成方法につきましては「フィルターを作成する」記事をご参照くださいませ。
3. CCに特定アドレスを含む場合は暗号化しない
特定のアドレスがCCに含まれている場合に暗号化除外する設定を行うことが可能です。
[ルールグループ]にてCCアドレスを指定し添付ファイルの暗号化を行わない設定をします。(※1)
注意)当設定を行うと、指定したアドレスがCCに含まれていた場合、指定のCCアドレスを含む全ての宛先に対して暗号化除外が適用されます。
1)添付ファイル暗号化:そのまま送信
2)対象:Cc:(メールアドレス)
3)条件:正規表現にマッチする
4)パターン:指定したいアドレスを設定(※正規表現でご記載ください)
5)頻度:1
※その他の項目はご希望に沿って設定してください。
(※1)[ルールグループ]の設定手順詳細は「ルールグループを作成する」記事をご参照ください。
また、新規で作成したルールグループを利用するためには、[フィルター]の設定も必要です。
[フィルター]の作成方法につきましては「フィルターを作成する」記事をご参照くださいませ。
設定がご不明な場合や、上記以外の暗号化除外設定をご検討の場合は HENNGE One Technical Support までお問い合わせください。設定をサポートさせていただきます。