対象
HENNGE Email DLP の初期設定や、運用管理を行う管理者が本記事内容の対象となります。
目的
HENNGE Email DLP へフィルターの登録を行います。
注意事項
1. 本記事の内容は 2021 年 12 月時点での製品仕様に基づき作成しており、以後予告なく変更される場合があります。
2. 実際の画面確認や、設定の変更には HENNGE Email DLP の管理者権限が必要です。
管理者の設定方法は、以下の記事をご参照ください。
3. HENNGE Email DLP 管理画面の URL は、お客様テナントより異なります。
アクセス URL 例 : https://console.mo.hdems.com/#/admin/[ メイン ドメイン ]
4. 事前に対象となるアドレス グループ、ルール グループを作成する必要があります。
詳細説明 / 手順
HENNGE Email DLP でのフィルターの作成は、HENNGE Email DLP 管理画面の左メニュー [ フィルター ] - [ フィルター定義 ] にて行います。
個別でのフィルター作成方法
1. [ + 作成 ] をクリックします。
2. 以下の設定値を選択します。
フィルター設定の考え方としては、どのアドレス グループに所属するユーザーから、どのアドレス グループに所属するユーザーに送信された場合に、どのルール グループに設定されているルールでフィルタリングを行うかの設定を行います。
・優先度 : 作成するフィルターの優先度を設定します。
フィルターは優先度の数字の小さいものから順にフィルタリングされ、どれか一つに該当すると、それ以降のフィルターによるフィルタリングは実行されません。
優先度は、1 から 99999 の範囲で指定が可能です。
・送信者 : 送信者の条件として設定するアドレスグループを選択します。
※ 対象として設定するアドレス グループは事前に作成しておく必要があります。
・受信者 : 受信者の条件として設定するアドレスグループを選択します。
※ 対象として設定するアドレス グループは事前に作成しておく必要があります。
・ルール グループ : 上記設定した送信者、受信者パターンに合致した場合に適用するルール グループを設定します。
※ 対象として設定するルール グループは事前に作成しておく必要があります。
※ アドレスグループと異なり、ルール グループを複数のフィルターで使用することはできません。
同じルールを適用したい場合、作成したいフィルターと同数のルール グループを作成する必要があります。
3. [ + 作成 ] をクリックし、設定を保存します。
※ 保存された設定は即時に反映されます。
一括でのフィルター作成方法
YAML ファイルを用いることで、フィルターを一括で作成することが可能です。
YAML ファイル例 :
version: 1
filters:
- priority: 100
from_address_group_name: テスト
to_address_group_name: All
rule_group_name: ルールテスト
YAML ファイルでのデータの作成および新規作成・上書きについては、下記ページをご参照ください。
Email DLP のインポートデータ(YAML ファイル)作成について