概要
この記事では、Google Workspaceをグループウェアとしてご利用のお客様がAccess Control を導入するにあたり、事前の確認事項から、Access Controlの運用を開始するまでの一連の手順を紹介します。
用意するもの
- HENNGE One Customer Portalのアカウント
Access Control 管理画面へのログイン URL と、初期管理者アカウントの情報を確認します。
情報の確認手順は[Customer Portal] HENNGE One サービス一覧の確認方法をご確認ください。 - Google Workspace の特権管理者権限を持つアカウント
- Access Control のグローバル管理者権限を持つアカウント
注意事項
- ご利用のサービス・利用用途に応じて必要な項目をご確認ください。
- 本記事の内容は 2026 年 10 月時点での製品の内容をもとにしたものであり、以後予告なく変更される場合があります。
- ご導入前に必ず HENNGE One 動作環境をご確認ください。
各製品や機能の制限事項をご案内しております。
目次
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Access Control の各種ポリシー設定
- アクセスポリシーの検討
- アクセスポリシーグループとアクセスポリシーテンプレートの定義
- パスワードポリシーの設定
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ユーザー登録と同期
- Access Control 上でアカウントを作成する場合
- Active Directory から同期を行う場合
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アクセスポリシーに基づく管理者・エンドユーザー作業
- デバイス証明書の配布
- Secure Browser の設定
- OTP(ワンタイムパスワード) の設定
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アクセスポリシーの割り当てと動作テスト
- ユーザーへのアクセスポリシーグループ割り当て
- アクセスポリシーグループの動作テスト
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シングルサインオンの設定
- シングルサインオン (SSO) 接続 (Google Workspace)
- シングルサインオン (SSO) 接続確認 (Google Workspace)
- Google Workspace 認証の切断
手順
1. Access Control の各種ポリシー設定
2026 年 3 月より、Access Controlでは新しいログイン画面の提供を開始しています。
上記の日付以前にHENNGE Oneを契約していた場合は、後続の手順を開始する前に、以下の手順を実施してください。
新しいログイン画面への移行手順
シングルサインオンしたサービスに Access Control からログインする際のアクセスポリシー(アクセス許可条件)を設定します。併せて、テナント全体のパスワードポリシーの設定も行います。
※本手順は Access Control グローバル管理者権限が付与されたアカウントで実施します。
- アクセスポリシーの検討
下表のアクセス制御パターンから、設定したい要件を決定します。
下記のパターン以外のアクセス制御方法を実現したい場合は、ヘルプセンターで別途手順を検索いただくか、導入担当者までお問い合わせください。
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アクセスポリシーグループとアクセスポリシーテンプレートの定義
決定したポリシーを設定します。 -
パスワードポリシーの設定
パスワードポリシーの設定を行います。
2. ユーザー登録と同期
Active Directory からユーザーを同期する場合と Access Control 上で作成する場合で手順が異なります。該当する手順をご確認の上作業を進めてください。
Access Control 上でアカウントを作成する場合
本手順は Access Control の管理者権限が付与されたアカウントで実施します。
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ユーザープロビジョニング設定 (Google Workspace)
Access Control で行ったユーザーの作成・変更・削除を Google Workspace に自動で反映させるユーザープロビジョニング機能を有効化します。
本作業後、Access Control 上でのユーザー変更が即時で Google Workspace に同期されます。意図しないユーザー削除・変更を防ぐため、同期前に必ず注意事項をご確認ください。
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ユーザーの一括登録
Access Control を利用するために、 Google Workspace 上のユーザーと一対一で紐づくユーザーを Access Control 上に作成します。
Active Directory から同期を行う場合
本手順は Access Control 管理者権限が付与されたアカウントと、Active Directory の管理者権限が付与されたWindowsアカウントで実施します。
Active Directory からユーザー情報を Access Control に同期し、Access Control 上にユーザーを作成します。
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同期条件の定義とファイルの受取
Active Directory 同期に利用する HENNGE Directory Sync Tool 同期設定ファイルの設定値を定義し、HENNGE から設定ファイルの受取を行います。 -
Active Directory 上のユーザー整理
同期対象とするユーザーを同期設定ファイルで指定したセキュリティグループや OU に格納するなど、Active Directory 上のユーザーの整理を行います。 -
ドメイン コントローラー全台への HDEPasswordFilter.dll インストール (WS 2016 以降)
ドメインコントローラー全台に Active Directory 同期を行うための設定ファイルの一つである DLL ファイルをインストールする作業です。 - ドメインコントローラーの再起動
設定ファイルを反映するため、ドメインコントローラー全台を再起動します。
※ 実施時間帯など業務影響に注意して実施してください。 -
Active Directory 上の同期対象ユーザーのパスワードの変更
エンドユーザー自身または管理者にて全ての同期対象ユーザーのパスワードを一度変更してください。
※ 手順 6 〜 9 は、全ユーザーのパスワード変更完了を待たずに進めることができます。 -
HENNGE Directory Sync Tool のインストール
ユーザー同期ツールを Active Directory にインストールします。 -
HENNGE Directory Sync Tool 動作用ルート証明書のインストール
ユーザー同期ツールを動作させるために必要なルート証明書をインストールします。 -
HENNGE Directory Sync Tool 実行のための API クライアントの作成
ユーザー同期ツールの実行に必要な API クライアント秘密鍵を作成します。 -
HENNGE Directory Sync Tool 設定ファイル (config.ini) の初回配置
同期設定ファイルを Active Directory の所定のフォルダーに配置します。 -
同期対象ユーザー パスワードの設定確認
同期対象ユーザーのパスワードが同期情報として設定されたことを確認します。 -
HENNGE Directory Sync Tool の実行
同期ツールを実行し、Active Directory から Access Control へのユーザー同期を開始します。
3. アクセスポリシーに基づく管理者・エンドユーザー作業
アクセス制御の要件に基づき、該当する機能の導入作業をご確認ください。
本項の手順は、それぞれの機能を利用するアクセスポリシーを設定する場合にのみ実施します。
利用する機能をクリックし、手順を実施してください。
デバイス証明書の配布
Access Control 管理画面にて、デバイス証明書の発行を行います。発行した証明書をエンドユーザーの端末でインストールしたら、デバイス証明書を利用するための準備は完了です。
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デバイス情報の収集
デバイス証明書の配布対象となるデバイスのデバイス ID (端末ごとに異なる固有の値)を収集します。 -
デバイス証明書の発行
デバイス証明書をエンドユーザーの端末に配布する作業です。
管理者がデバイス証明書を発行すると、証明書のインストールを促す案内がエンドユーザーにメールで送信されます。 -
デバイス証明書のインストール
デバイス証明書をエンドユーザーの端末にてインストールする作業です。
※ この作業はエンドユーザーの端末上で行う必要があります。
OTP(ワンタイムパスワード) の設定
OTP(ワンタイムパスワード)を利用する場合でも、以下に該当する場合はこの手順をスキップできます。
※初回ログインの際に登録画面が表示されます。
・Access Control の管理者権限を持つアカウント
・OTPが要求されるアクセスポリシーグループが割り当てられているユーザー
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OTP (ワンタイム パスワード) をアプリケーションで受け取る設定
専用のアプリケーションをインストールし、OTP の受け取り設定をします。
※ この作業はエンドユーザーの端末上で行う必要があります。
OTP は 1 ユーザーごとに 1 つの端末でしか受け取ることができません。
共有でAccess Controlを利用するユーザーに対してOTPを発行する場合は、複数人が OTP を受け取れるよう、アプリケーションではなくメールアドレスで受け取る設定を利用することも可能です。
OTP (ワンタイム パスワード) をメールで受け取る設定
Secure Browser の設定
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Secure Browser のインストール
Secure Browser をエンドユーザーの端末にてインストールする作業です。
※この作業はエンドユーザーの端末上で行う必要があります。 -
Secure Browser の端末認証
ユーザーが HENNGE Secure Browser を利用開始するため、管理者にて端末認証を行う方法を説明します。
ここまでの手順で、Access Control 運用開始前の設定は全て完了です。
次の手順では、運用を開始する前に設定したアクセスポリシーの動作テストを実施します。
4. アクセスポリシーの割り当てと動作テスト
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ユーザーへのアクセスポリシーグループ割り当て
Access Control 上に作成したユーザーに対して、アクセスポリシーの割り当てを行います。 -
アクセスポリシーグループの動作テスト
アクセスポリシーの割り当てが完了したら、対象ユーザーで Access Control のユーザー画面へのログインを実行し、その際に想定通りのアクセス制御が機能しているかどうかをテストします。
動作テストが完了したら、次の手順でGoogle Workspaceとのシングルサインオン(フェデレーション)設定を実行し、運用を開始します。
5. シングルサインオンの設定
この手順を実施すると、エンドユーザーが Google Workspace にログインする際の認証が Access Control に切り替わります。業務時間を避けていただくなど、実施タイミングについては十分にご調整ください。
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シングルサインオン (SSO) 接続 (Google Workspace)
Google Workspace と Access Control のシングルサインオン接続を実行し、本番運用を開始します。
Chromebook を利用している場合は、併せて Chromebook のシングル サインオン (SSO) 接続 も実施してください。
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シングルサインオン (SSO) 接続確認 (Google Workspace)
Google Workspace と正しくシングルサインオンが構成されたことを確認します。
Chromebook を利用している場合は、併せて Chromebook のシングル サインオン (SSO) 接続確認 も実施してください。
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Google Workspace 認証の切断
シングルサインオンを実行しても、既存の認証情報(シングルサインオン実行前にログインしたセッション)は維持されているため、一度すべての認証セッションを切断し、ユーザーに Access Control 経由でのログインを要求します。
以上で Access Control の導入作業は全て完了です。
Google Workspace 以外のサービスともシングルサインオンしたい場合
シングルサインオンの設定手順は、サービスによって異なります。
HENNGE で検証実績のあるサービスはヘルプセンター上にてマニュアルを掲載しているため、マニュアルに沿って作業を行ってください。